清邁甘味天国(ChiangMai Sweet Paradise)

ルアムミット(タイ風みつ豆)


タイ風みつ豆、ルアムミットの写真 色とりどりのゼリー、タピオカ、イモ(タロイモ?)、メロンなどのフルーツ、求肥(モチ)のようなものなどさまざまな具に砕いた氷を乗せ、ココナツミルクと砂糖シロップベースの蜜をかけたタイ風のみつ豆とでもいうような甘味。ルアムミットは「ミックス」というような意味だが、実際には具のひとつひとつに名前があり、ルアムミットを売る店にはそれらがお品書きに個別に書かれていることが多いので、好みのものを1種類だけとか3種類だけとか指定して注文することも可能だと思うのだが、どれが何という名前かを確かめたことがないため、詳細については残念ながらよくわからない。
 見た目からも想像がつく通り非常に甘いが、氷が入っているのでそれを溶かして蜜を薄めながら食べるとよい。暑い日のおやつにするとピッタリ、といったカンジの甘味だ。





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≪トンラムヤイ市場内のルアムミット屋≫

場所:市中心部トンラムヤイ市場の中。ワローロット市場とを結ぶ連絡橋の下あたりから市場の中に入り、10mほど行った左側




チェンマイ市内中心部、トンラムヤイ市場内にあるルアムミット屋の写真(1) チェンマイ市内中心部、トンラムヤイ市場内にあるルアムミット屋の写真(2)

 これまで、いろいろな店でルアムミットを食べてきたのだが、「ワン・アンド・オンリー」と言ってもいいほど、絶品のルアムミットを売っている店。トンラムヤイ市場のウィチャヤノーン通りに面した入口近くにあまり目立たぬようにあるが、友人の話によれば20年以上ここで営業しているという。
 写真で見てもわかる通り、店先にはフルーツやパン、ケーキなどの菓子類が並んでおり、どこにルアムミットがあるのかな、というカンジだが、大きなボウルに入れられて店主らしきオバサンの前にドーンと置かれており、ここで食べる場合にはそこからおたまですくって器に盛ってくれる。
 上に紹介したような基本的な具に三角形のモチが加わっているのが、ここのルアムミットの特徴だ。モチといっても日本のように搗いてのびるようにしたものではなく、餅米の原形をとどめたまま固めたもので、どちらかというとおはぎの中身に近い。
 しかし、ここのルアムミットを絶品ならしめているのは、蜜の味だ。通常のココナツミルクと砂糖シロップのほかに牛乳が(たぶん)入れられていて、独特の風味を作り出している。一般的な蜜は、どうしてもココナツミルクのしつこさが表に出てしまうのだが、牛乳を加えることでそれを消し、さっぱりとした後味が残るように工夫されている。
 店はカウンター形式となっていて椅子がいくつか置かれ、その場でも食べられるようにはなっているが、周囲には乾物を売る店などがたくさんあるため、ものすごいニオイがしている。できることなら、アオパイ(お持ち帰り)にした方がいいと思う。
 また、お世辞にも清潔とは言えるような環境ではない(未確認だが、氷もミネラルウオーターから作っているとは思えない)ので、お腹の弱い人や心配な人は避けた方がいいのかもしれない。



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≪チェーウワン≫

場所:スリードーンチャイ通り沿い、チェンマイプラザホテルのほぼ真向かい




チェンマイ市内中心部にあるルアムミットの名店、チェーウワンの店舗全景写真 市内中心部、ナイトバザールからもほど近いスリードーンチャイ通りにある。店はルアムミットの専門店ではなく、クエティオ(麺)をメインにしたやや大きめの食堂といったカンジだか、地元の人の間ではルアムミットがおいしい店として有名らしい。

  店に向かって右角に大きなショーケースが置かれており、その中にルアムミットの具がいくつも並べられている。ガラス製のボウルに盛られたさまざまな具は、色・形・ツヤどれをとってもすばらしく、この店がかなりのこだわりを持って吟味していることが一目でわかる。
  ここでは、上記トンラムヤイ市場の店とは異なり、ルアムミットは1種類ではなく、中に入れる具の組み合わせをガラスケースの上に出されているメニューボードの中から選んで注文する。残念ながらタイ語表記のみで、自分の能力では個々の具すべてを理解することができなかったのだが、1~3までの番号の後ろに具が羅列され、最後に値段が書かれている。

 小ぶりの涼しげなガラスの器で供されるルアムミットは、上にかき氷がかぶせられており目の前に出された瞬間には中身を見ることはできず、氷をスプーンで崩していくと具が顔を現すように作られている。蜜の甘さは控え目だが、ココナツミルクの味はしっかりしている。どちらかというと、具材そのものの味を楽しんでもらいたい、ということなのだろうか。しかし、ただ単に甘味を薄くしたというわけではなく、この店では蜜にほのかなバニラの香りを漂わせており、それが全体を包み込んで具材たちを調和させていると同時にルアムミットというひとつのスイートとしての完成度を高めている。
 チェンマイ市内中心部にあるルアムミットの名店、チェーウワンのルアムミットの写真 価格は1から3番まですべて20B。掲げられているメニューボードには、このほかにピセート(特別)というのもあり30B。そのほかにもいくつもの甘味がメニューに載っているが、ルアムミット以外は食べたことがないので詳細は不明。なお、店の看板とかには「タプティムクローブチェーウォン」と書かれており、メニューボードの一番最初に書かれているのもタプティムクローブ(栗に似たカヤツリグサ科の植物の球根、または白い小カブラほどの大きさの芋の一種を細かく刻んで粉をまぶし、煮てからシロップを入れて食べる<注>)なので、店の一番の売り物はそちらなのかもしれない。

 単純な比較で言ってしまうと、トンラムヤイ市場の店の倍以上の料金で量は半分だか、ひとつひとつの素材の質から氷のかき方に至るまで、チェーウォンのほうがはるかに洗練されている。さしずめ、高級ルアムミットというところだろうか。甘味好きの方には、双方の店を試して“一口にルアムミットと言っても、こんなに違いがあるんだ”ということを実際に体験してみてほしいところだか、旅行者が利用するとなると、ロケーションや衛生面という点から、こちらの店のほうがお勧めできるかもしれない。
 場所柄外国人客も多いのだろう、麺類などの食事メニューは英語のものも用意されている。おそらく簡単な英語くらいは通じるのではないかと推測されるので、食事のついでにデザートがわりにルアムミットをいただく、というのがいいかもしれない。個人的には、麺類は値段も高目で特別おいしいとは思わなかったが……。

  なお、店名のチェーウワンは「太った(ウワン)お姉さん(チェー)」という意味だ。今まで店に何回も足を運んでいるが、どの人が店主(太ったお姉さん)なのかはまだ自分はわかっていない。

<注>養徳社「タイ日辞典」第1巻P819



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