清邁甘味天国(ChiangMai Sweet Paradise)
最近は日本にも数多くのレストランができたり、さまざまな紹介・解説本が出たりして決して珍しくはなくなったタイ料理だが、そうした店でも本でもまったくといってもいいほど無視しているのがスイート(甘味)類だ。一般的に「コン・ワーン(甘いもの)」と呼ばれているこれらの甘味類を売る店は、タラート(市場)やメガストアの食堂街、路上など街の至るところに存在しているが、我々外国人旅行者から見ると、見ただけでは材料や味の想像がつかないものが多く(ものすごく甘そうだ、ということは何となくわかる(笑))、また前述の通り日本のレストランや紹介・解説本でもほとんど紹介されていないため、なかなかトライしにくいのではないだろうか。
このコーナーでは、チェンマイで味わうことのできるそうした甘味類(タイ以外のものを含む)とそれらを売る店を紹介している。チェンマイ料理というものがあるからには、チェンマイや北タイオリジナルのスイートというのも存在していておかしくないと思うのだが、残念ながらどんなものがあるのかはわからない。そういったものをご存知の方がいらっしゃれば、ぜひ紹介してほしい。
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■プリンス・ロイヤル・カレッジ校門向かいの豆乳屋台
場所:ケーオナラワット通り沿い。ピン川にかかるナコンピン橋からアーケードバスターミナル方面に向かい、歩道橋を過ぎてさらに少し進むと左手にプリンス・ロイヤル・カレッジ校門、右手にいすずのディーラーが見えてくる。店は、そのディーラーの隣のガソリンスタンドの敷地の中に出る。橋から700〜800m、バムルンラート通りとの交差点からだと100mほど。
主に中国系タイ人の間では、早朝や夜遅くにパートンコー(油條(条)……中国風の揚げパン)と一緒に豆乳(ナームタオフー)を飲む習慣があり、チェンマイでもあちらこちらでその屋台を目にするが、2003年ごろにオープンしその味のよさからたちまち人気となり、現在ではオープン前から客が集まってくる人気の店がある。
街の北東部の、観光客はあまり訪れないエリアにあるこの店は、上記の通りガソリンスタンドの敷地内に夕方の6時に店を開く。店は黄色の装飾が施された豆乳を作る屋台の部分、パートンコーの生地を伸ばして揚げる調理場と4つほどの座席が作られた緑色の屋根がかけられた部分で構成されており、“屋台”というよりも空き地に出るひとつの店舗と言ったほうがいいかもしれない。
メニューは、当初は豆乳とパートンコーだけだったのだが、最近になって中国風のデザートのようなものも出すようになっているほかしばしば新商品が登場しており、店主の意欲の高さがうかがわれる。豆乳を作っている屋台のガラスには、タイ語でメニューが掲げられているが、その主なものを紹介すると
*ナームタオフー(豆乳)……普通4B、テイクアウト用ペットボトル入り8B、ミロ入り・コーヒー入り各10B
*タオファー(豆花)……普通8B、銀杏入り20B
*ブアローイナームキン(黒ゴマ餡入り団子)……15B
*パートンコー(揚げパン)……2B
*サンカヤー(緑色のタイ式カスタードクリーム)……5B
となっている。
この店の最大のおすすめは、やはり何といっても豆乳だ。チェンマイ(タイ)の豆乳屋台は、飲みやすくするためなのか、それとも量を増やして利益率を上げるためなのかはわからないが、あらかじめ水を加えて薄めた豆乳を出すところが非常に多い。しかしながら、この店はそうした文字通りの“水増し”をおそらくほとんどしていないと思われる。その証拠に、豆乳を入れた大鍋の中には、時間によってはほかの豆乳の店ではまず目にすることのない湯葉ができており、希望すると豆乳と一緒にカップに入れてくれたりしてくれる。豆乳そのものは薄茶色をしており非常に豆の味が濃く、それでいて大豆特有のエグさや苦味がほとんど感じられない。
なお、豆乳は“ワーン・ノーイ(甘さ控え目)”、“ワーン・タンマダー(普通の甘さ)”、“ワーン・マーク(甘〜い)”、“マイサイ・ナムターン(砂糖なし)”のいずれかを選んで注文するが、豆乳の風味を楽しむためにはワーンマークは避けたほうがいい(この店ではワーンマークを頼むと「豆乳の味が壊れるのでお勧めしません」と言われる)。また、5Bの追加料金で卵や豆類などの具(4〜5種類が用意されている)を入れることも可能で、一般の豆乳とはまたひと味違ったバリエーションを楽しむことができる。
豆乳に浸しながら一緒に食べるパートンコーも、表面のカリカリとした歯ごたえと中のフカフカ、シットリ感が絶妙で、大きさもほかの店と比べると一回り大きいが、店の人の話では“香港スタイル”とのことであった。この店の中央部にある調理場では、いつ行ってもものすごい勢いでこのパートンコーを作っており、人気のほどがうかがえる。また、最近、パートンコーの生地を厚さ1cm、幅12〜13cmに薄べったく伸ばして揚げた「カノムホンコン」という名前のものも販売を始めた。個人的には香港というよりも、ネパールに住んでいた時に食べたチベッタン・ブレッド(チベット風の揚げパン)に似ているような気がするが、パートンコーのように厚みがない分、中はフカフカしておらずボリュームがあり、小腹がへっている時などはこちらもお勧めできる。
タオファー(豆花)は、最近日本のコンビニなどでも売られるようになった豆腐のデザートで、日本や台湾では甘い黒蜜がかかって出てくることが多いのに対し、ここでは熱いショウガ汁に鍋からすくった豆腐を浮かべたようなスタイルで供される。豆乳同様、豆本来の味がしっかりしている豆腐に、人によってはピリ辛いと感じるかもしれない熱いショウガ汁という取り合わせは、我々がイメージするデザートとは少々異なる味わいだが、特に暑い日の夜にこれを食べると、口の中がサッパリとした気分になってくるから不思議だ。
「ブアローイ・ナームキン」は、ブア(ハス)・ローイ(浮かぶ)・ナームキン(ショウガ汁)という意味で、本来はブアローイというと“モチ米の粉を練った小団子を砂糖とココナットクリームで煮たもの”≪注≫を言うのだが、この店では黒ゴマの餡の入った直径2〜3cmほどの団子をゆでて、アツアツのショウガ汁の中に入れたものをこう呼んでいる。そういった意味では、もしかするとこれも店主のオリジナル・スイートなのかもしれない。黒ゴマの餡は、日本のお菓子のようななめらかさはなく多少ボソボソした感じも受けるが、それを包むゴマをまぶしたツルンとした皮との取り合わせを考えると、これもまたいいものだと思う。なお、このブアローイ・ナームキンは大量に作るのがむずかしいのか、開店直後に行っても少ししかなく、売り切れていることも多い。
席に座って豆乳とパートンコーをいただきながら店の様子をながめていると、いつ行っても次から次へと客がひっきりなしにやって来て豆乳とパートンコーを買っていく。多くはお持ち帰りで、それも豆乳7つにパートンコー12個とか大量にオーダーしている人が目立つ。おそらく家族みんなの分なのだろう。そんなこともあってとにかく店の人は忙しそうにしているが、店主の男性を含め店の誰もが(兄妹で店を切り盛りしている)いつ行っても愛想がよく、客とにこやかに会話を交わしながらもパートンコーを揚げたり豆乳を袋に詰める手を止めることはない。また、時々サンカヤーをサービスしてくれたり、「これ、試しに作ってみたんだけど、食べてみて感想を聞かせてくれ」とか言って、開発中の新商品候補(?)を味見させてくれたりもしてくれる。そんな店のみんなのもてなしの気持ちのようなものが感じられることも、自分にとってはこの店の大きな魅力のひとつとなっている。
自分はかなりの豆乳好きで、これまでにも何ヶ所かお気に入りの店があったのだが、ここの屋台を知って以来、ほかの店はまったく利用しなくなってしまった。自分にとってはそれくらいインパクトのある豆乳であった。また、何度か友人・知人の家に豆乳やパートンコーを持って行ったこともあるがどこでも大評判で、中には「お前がチェンマイにいない間にも飲みたい(食べたい)から、店の場所を教えろ」とか言われ、バイクでわざわざ案内したこともある。長年チェンマイに通い続けているが、そのようなことを言われることはめったになく、こうしたことからもこの店に対する評価がわかってもらえるのではないかと思う。 聞くところによると、この屋台をやっているファミリーの実家はサンサーイ(チェンマイ東北の郊外にある街)で豆腐屋をやっているそうで、その豆腐屋をやっているお父さんも時々店に来ていることがあるが、それがこれだけの味を作り出すことのできる秘密のひとつなのだろう。
営業時間は18時から22時となっているが、売切れ次第閉店してしまうので、行くなら早めをお勧めする。日曜定休。
≪注≫養徳社「タイ日辞典」P973
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■カノム・ティアン
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中にイモや餡のようなものを入れた、柔らかくて透明の餅のようなもの(餅よりももっとネチャネチャしたカンジ)をバイトーイの葉でくるんで、三角錐のような形にして蒸したお菓子。バイトーイの葉でくるんでいるところは、北タイ名産の「カラメーン(キャラメル)」にもちょっと似ているが、これが北タイのお菓子の特徴なのであろうか?
餅のような部分にはあまり味がついておらず、他のお菓子と違って甘さはそれほどでもなく、また大きさも一口大で食べやすい。1個1Bでタラート(市場)などで売られている。
■LOVE AT FIRST BITE(ケーキ)
住所:28 Chiangmai−Lamphun Rd.,Soi1
TEL&FAX:053-242731
ピン川にかかるナワラット橋東詰の信号からチェンマイ−ラムプーン通りを南に下ると、すぐに屋根に十字架のついた教会(チェンマイクリスチャンスクール)が見えてくるが、それを通り過ぎたところから左に伸びるソイを入って40〜50メートル行った右手にある、広い庭を持つ民家の中に作られたケーキのおいしいガーデンカフェ。“一目ぼれ(love at first sight)”をもじってつけられたのであろう店名は、意訳すれば「一口食べればとりこになる(一口ぼれ)」というようなことになるのだろうか。
タイで見かける多くのケーキがバタークリームで作られ、くどいくらいに甘いのに対して、ここのは生クリームが使われていて味のレベルが大変高く、日本のケーキ屋とほとんど変わらないものが食べられ、その店名は決して誇張ではないと思う。
店は、上述の通り民家の中に作られており、門を入ったすぐ右手のキッチンが作られている小さな建物、その前および広い中庭に設置されたイスとテーブルで構成されている。庭は手入れの行き届いた芝生と木々がセンスよくレイアウトされており、実に落ち着いた雰囲気だ。
ケーキは、店の建物内部左手の冷蔵ショーケースの中に10種類以上あるほか、右手のテーブルの上にもパイやドライケーキが美しくディスプレイされていて、何を食べるか迷ってしまう。自分は特に、ここのココナッツクリームパイが好きなのだが、ココナッツクリーム自体は甘さが抑えられたとても上品な味で、上に飾られている生クリームもきめ細かくホイップされており、これまでのチェンマイのケーキに対する印象を完全に打ち砕くだけのすばらしいでき具合と言える。ケーキは、どれも1カットが大きく食べ応えがあるが、とても洗練されていて途中で飽きることがない。昔から旅行者の間では「タイはパンとケーキだけはうまいものがない」とよく言われていたのだが、そんな人がここのケーキを食べたら“チェンマイのケーキもついにここまで来たのか”と、驚かされることだろう。
ケーキの値段は30Bくらいからになっているが、平均すると50〜60Bといったところだろうか。ケーキ以外にサンデーも数種類が壁のメニューに載っている。ドライケーキは、テイクアウト用に1本まるごとも販売(250B前後)しているほか、手作りジャムもある。また、コーヒーはスターバックスから買ってきたものか店のオリジナルブレンド(アラビカ種)を選ぶことができるが、緑茶、ウーロン茶、イングリッシュブレックファーストなどの紅茶類も取り揃えられている。
店で食べる場合、スペースは店の建物の中と前の屋外にそれぞれ数席のテーブルがあるほか、中庭の芝生の上にもパラソルをつけたテーブルとイスが用意されており、好きな場所を選ぶことができる。店内のスペースはエアコンが効いていて快適ではあるが、気候が許すのであれば外で食べたほうが気持ちいいだろう。大通りからほんのちょっとしか入っていないのに、とても静かで緑に囲まれたオープンエアの庭でお茶とケーキをいただくと、とてもゆったりとしたリッチな気分になってくるから不思議だ。
何回か店に行っているが、日本人・白人を含め外国人の客というのをほとんど見かけたことがなく、いかにもお金持ち、というカンジのタイ人が多いような気がする。先日出かけた時には、最新型のカメラつき携帯電話を持った男性とルイヴィトン(本物)のバッグとサイフを持った女性の大学生らしいカップルが隣に座っていた。カメラつき携帯を持っているタイ人を見たのははじめてだったので、結構自分はびっくりしたのだが、コーヒーとケーキに100Bという破格の金を出せるタイ人にとっては、大した買い物ではないのだろう。そんな、普段はなかなか目にすることのできないハイソな(?)タイ人のライフスタイルがかい間見れるのも、この店の魅力のひとつかもしれない。
店は品のよいタイ人の中年夫婦によって経営されており、奥さんのほうがアメリカでケーキづくりを勉強してきてここで店を開いたらしい。店員の女性もみな結構落ち着いたカンジでサービスがよく、お揃いのユニフォームもなかなかかわいい。店員の話によると4年ほど前にオープンしたということだったが、2年ほど前までほど近いところに部屋を借りていた自分はまったく知らなかった。そのことを店員に告げると、「チェンマイの人にはあまり知られていないんだけど、バンコクではこの店、有名なのよ。」と言っていた。聞かなかったのだが、どのような理由があるのだろうか?
営業時間は10:30〜18:00で、月曜定休。
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味は、こちらにありがちな“ウエッ”と思うような甘さでなく、日本のお店でもいけるような上品な甘さです。抹茶ケーキや、モンブラン、レアチーズにチョコレートなど、品揃えは日本の店と変わりません。おそらくたいていの日本人が食べてもおいしいと思うはずです。キャロットケーキが名物みたいですが、こちらも甘すぎずなかなかです。値段もワンピース25Bくらいからと思います。行くと、ついついいっぱい買ってしまいます。
ここはご主人もママさんも英語がじょうずなので、タイ語ができなくてもだいじょうぶです。値段もひとつひとつ書いてありますので、安心です。アメリカで修行したみたいで、店の中にアメリカのケーキ業界からと思しき賞状が飾ってあります。
【isao_keyさんのレポート】
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■タイ−デンマーク乳牛牧場(アイスクリーム)
場所:フワイケ−オ通りをずっとドイステープ方面に進み、チェンマイ大学の門を通り過ぎると左手にチェンマイ動物園の門が見えてくるが、その50mほど手前の右側の小さな東屋
タイでアイスクリームを食べようとすると、普通はスウェンセンズやサーティーワンなどの欧米系チェーン店か、いかにもタイ人好みといったカンジの強烈に甘い地場メーカーのもの、ということになってしまうのだが、ここチェンマイでは、デンマークの援助協力(?)によって作られた乳牛牧場があり、そこの自家製アイスクリームを食べることができる。
堀の北西角(チェーン・フアリン)からカードスワンケーオ(セントラルデパート)を経てドーイステープへと続くフワイケーオ通りは、チェンマイ大学を過ぎたあたりから周囲は緑豊かな森林になるが、その道をどんどん進んでいくと左手にドーイステープ行きの乗り合いソンテオが並んでおり、さらに少し先にはチェンマイ動物園の入口が見えてくる。アイスクリーム屋はその向かいのやや手前50mくらいのところにある。鉄製の門を入ってすぐ左手に塗装のところどころはげた薄緑色のタイ式の屋根が2つつながった小さな東屋があるのですぐにわかるだろう。店の右横には、タイ語で“販売店:牛乳、アイスクリーム、ヨーグルト、チーズ……”という白い大きなボードが立てられている。店は、2004年に当地に移動してきたが、以前は同じ通りのもっと東寄りの広々とした官庁街の中の雰囲気豊かな建物(当時の店の様子はこちら)だったが、おそらくパンダやコアラがやって来て急激ににぎわうようになった動物園の来園客をあてこんでのことであろう。簡素すぎて殺風景というか、趣がなくなってしまったのは少々残念だが、自家製の各種乳製品の味の素晴らしさは相変わらずなのが救いだ。
以前店があった場所は普通の旅行者はまず立ち入らない場所であり、まともな英語の看板も出ていなかった。今度の新しい店舗は動物園の向かいで大通りにも面していることから外国人の利用もありそうに思うが、相変わらず店のメニュー(壁に張られた品書き)はタイ語の表記のみだ。アイスクリームは、バニラ、ストロベリー、チョコレート、コーヒーの4種類があり、いずれも16Bとなっている。旧店時代は発泡スチロール製のハンバーガーを入れるような安っぽい容器で、フタにスタンプで種類(味)が押されているだけだったが、ここに移転してからはプラスチック製のカップに変わり、少しだけ高級感が増したようだ。自分はバニラ以外食べたことがないのだが、牛乳の味が濃くまた甘さも結構あり人によってはコッテリした印象を受けるかもしれない。甘いものがあまり得意でない人は、途中で水がほしくなるかもしれないが、個人的にはタイのコンビニで売られている大量生産ものはもちろんのこと、海外資本のチェーン店のアイスクリームよりも好感が持てる味だと思う。ただし、バニラ以外のものを食べたことのある人によれば「ほかの種類はどれもすごい味」とのことだ。
ヨーグルトも、店の人気商品のひとつだ。タンマチャート(プレーン)、ストロベリー、ルークチット(ヤシの実の砂糖漬け)、パイナップルがあり、ひとつ(カップ)8Bとなっている。このほか、上記の看板に書かれている牛乳やチーズ、さらにはここで作っているのではないのかもしれないが、ブラウニーやチーズケーキなのなどのお菓子類も豊富に揃っている。また、旧店では別棟で牛肉も販売していたのだが、現在でも売られているのかどうかは確認していない。
売店の両脇には、簡素というよりもちゃちな木製のイスとテーブルが置かれており、買った商品はそこで食べることができる。バイクなどでやってきて、アイスクリームや牛乳を大量にまとめ買いしていく人も珍しくない。看板やメニューがタイ語のみで、店のスタッフが英語をしゃべれるのかどうかはわからないが、商品が商品なのでタイ語のできない旅行者が行ってもそれほど困ることはないだろう。
移転前の店舗では、壁に「タイ−デンマーク乳牛牧場。1962年創業」と書かれているステッカーが貼られていたので、かなり古い歴史があると思われる。牧場自体は、どこにあるのだろうか?
■ルアムミット(タイ風みつ豆)
色とりどりのゼリー、タピオカ、イモ(タロイモ?)、メロンなどのフルーツ、求肥(モチ)のようなものなどさまざまな具に砕いた氷を乗せ、ココナツミルクと砂糖シロップベースの蜜をかけたタイ風のみつ豆とでもいうような甘味。ルアムミットは「ミックス」というような意味だが、実際には具のひとつひとつに名前があり、ルアムミットを売る店にはそれらがお品書きに個別に書かれていることが多いので、好みのものを1種類だけとか3種類だけとか指定して注文することも可能だと思うのだが、どれが何という名前かを確かめたことがないため、詳細については残念ながらよくわからない。
見た目からも想像がつく通り非常に甘いが、氷が入っているのでそれを溶かして蜜を薄めながら食べるとよい。暑い日のおやつにするとピッタリ、といったカンジの甘味だ。
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≪トンラムヤイ市場内のルアムミット屋≫
場所:市中心部トンラムヤイ市場の中。ワローロット市場とを結ぶ連絡橋の下あたりから市場の中に入り、10mほど行った左側
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これまで、いろいろな店でルアムミットを食べてきたのだが、「ワン・アンド・オンリー」と言ってもいいほど、絶品のルアムミットを売っている店。トンラムヤイ市場のウィチャヤノーン通りに面した入口近くにあまり目立たぬようにあるが、友人の話によれば20年以上ここで営業しているという。
写真で見てもわかる通り、店先にはフルーツやパン、ケーキなどの菓子類が並んでおり、どこにルアムミットがあるのかな、というカンジだが、大きなボウルに入れられて店主らしきオバサンの前にドーンと置かれており、ここで食べる場合にはそこからおたまですくって器に盛ってくれる。
上に紹介したような基本的な具に三角形のモチが加わっているのが、ここのルアムミットの特徴だ。モチといっても日本のように搗いてのびるようにしたものではなく、餅米の原形をとどめたまま固めたもので、どちらかというとおはぎの中身に近い。
しかし、ここのルアムミットを絶品ならしめているのは、蜜の味だ。通常のココナツミルクと砂糖シロップのほかに牛乳が(たぶん)入れられていて、独特の風味を作り出している。一般的な蜜は、どうしてもココナツミルクのしつこさが表に出てしまうのだが、牛乳を加えることでそれを消し、さっぱりとした後味が残るように工夫されている。
店はカウンター形式となっていて椅子がいくつか置かれ、その場でも食べられるようにはなっているが、周囲には乾物を売る店などがたくさんあるため、ものすごいニオイがしている。できることなら、アオパイ(お持ち帰り)にした方がいいと思う。
また、お世辞にも清潔とは言えるような環境ではない(未確認だが、氷もミネラルウオーターから作っているとは思えない)ので、お腹の弱い人や心配な人は避けた方がいいのかもしれない。
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≪チェーウワン≫
場所:スリードーンチャイ通り沿い、チェンマイプラザホテルのほぼ真向かい
市内中心部、ナイトバザールからもほど近いスリードーンチャイ通りにある。店はルアムミットの専門店ではなく、クエティオ(麺)をメインにしたやや大きめの食堂といったカンジだか、地元の人の間ではルアムミットがおいしい店として有名らしい。
店に向かって右角に大きなショーケースが置かれており、その中にルアムミットの具がいくつも並べられている。ガラス製のボウルに盛られたさまざまな具は、色・形・ツヤどれをとってもすばらしく、この店がかなりのこだわりを持って吟味していることが一目でわかる。
ここでは、上記トンラムヤイ市場の店とは異なり、ルアムミットは1種類ではなく、中に入れる具の組み合わせをガラスケースの上に出されているメニューボードの中から選んで注文する。残念ながらタイ語表記のみで、自分の能力では個々の具すべてを理解することができなかったのだが、1〜3までの番号の後ろに具が羅列され、最後に値段が書かれている。
小ぶりの涼しげなガラスの器で供されるルアムミットは、上にかき氷がかぶせられており目の前に出された瞬間には中身を見ることはできず、氷をスプーンで崩していくと具が顔を現すように作られている。蜜の甘さは控え目だが、ココナツミルクの味はしっかりしている。どちらかというと、具材そのものの味を楽しんでもらいたい、ということなのだろうか。しかし、ただ単に甘味を薄くしたというわけではなく、この店では蜜にほのかなバニラの香りを漂わせており、それが全体を包み込んで具材たちを調和させていると同時にルアムミットというひとつのスイートとしての完成度を高めている。
価格は1から3番まですべて20B。掲げられているメニューボードには、このほかにピセート(特別)というのもあり30B。そのほかにもいくつもの甘味がメニューに載っているが、ルアムミット以外は食べたことがないので詳細は不明。なお、店の看板とかには「タプティムクローブチェーウォン」と書かれており、メニューボードの一番最初に書かれているのもタプティムクローブ(栗に似たカヤツリグサ科の植物の球根、または白い小カブラほどの大きさの芋の一種を細かく刻んで粉をまぶし、煮てからシロップを入れて食べる<注>)なので、店の一番の売り物はそちらなのかもしれない。
単純な比較で言ってしまうと、トンラムヤイ市場の店の倍以上の料金で量は半分だか、ひとつひとつの素材の質から氷のかき方に至るまで、チェーウォンのほうがはるかに洗練されている。さしずめ、高級ルアムミットというところだろうか。甘味好きの方には、双方の店を試して“一口にルアムミットと言っても、こんなに違いがあるんだ”ということを実際に体験してみてほしいところだか、旅行者が利用するとなると、ロケーションや衛生面という点から、こちらの店のほうがお勧めできるかもしれない。
場所柄外国人客も多いのだろう、麺類などの食事メニューは英語のものも用意されている。おそらく簡単な英語くらいは通じるのではないかと推測されるので、食事のついでにデザートがわりにルアムミットをいただく、というのがいいかもしれない。個人的には、麺類は値段も高目で特別おいしいとは思わなかったが……。
なお、店名のチェーウワンは「太った(ウワン)お姉さん(チェー)」という意味だ。今まで店に何回も足を運んでいるが、どの人が店主(太ったお姉さん)なのかはまだ自分はわかっていない。
<注>養徳社「タイ日辞典」第1巻P819
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■MILK ZONE(アイスクリーム)
場所:フワイケ−オ通りをずっとドイステープ方面に進み、運河を越えてさらに400〜500mほど行った左手
チェンマイ大学正門近くのフワイケーオ通りには、学生に人気のありそうな喫茶店のようなカフェのような店が何軒もありますが、その中のひとつのアイスクリーム屋さんに入ってみました。
場所はチェンマイオーキッドホテルやセンターン(セントラルデパート)の前の道をずーっとまっすぐに行き、アマリリンカムホテルの交差点もそのまま直進して行った左手です。
注文は、タイ語でたくさんメニューが書いてる紙にチェックを入れるようになっているので、タイ語が読めない私たちは少し苦労しました。本当なら、もっとトッピングの豪華なものもあるはずです。
アイスの味は、日本とほとんどかわらずおいしかったです。
【パッソアさんのレポート】
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![タイ北部の街、チェンマイ専門の情報サイト[サワディーチャオ チェンマイ(Sawadeechao ChiangMai)]](../img_c/header.gif)




















