郊外のスポット&ドライブコース

 一般的に知られているチェンマイの見どころというと、そのほとんどは市内に位置しており、アクセスも比較的容易だ。しかし一方で、県(チャンワット)としてのチェンマイを見てみると、最大で東西130キロ、南北320キロに及ぶ20,107平方kmという広大な規模(ちなみに、日本の関東1都3県を合わせても13,549平方km)を誇っており、そのあちらこちらに観光スポットが散在している。それらの見どころに行くには、バスなどの公共交通機関では困難で、自分でバイクや自動車を運転するか、トゥクトゥク、ソンテオをチャーターしなければならないことが多いが、市内の有名観光地とはまた一味違ったローカルな雰囲気が味わえたりして、リピート・トラベラーにとってもいい時間つぶし(笑)になるだろう。
 このコーナーでは、チェンマイ市内からバイクで半日ないしは日帰りで行ける範囲にある郊外の見どころとドライブコースを紹介してみようと思う。



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郊外のスポット

■THE THAI ELEPHANT CONSERVATION CENTER(タイ象保護センター)

場所:ラムパーン県ハーンチャット郡の国道11号線沿い。チェンマイから約75km、ラムプーンからだと約50kmキロほど南に進んだ左手
TEL:054-228034、231150
WEBSITE:www.thailandelephant.org

 チェンマイとクルンテープ(バンコク)を結ぶ国道11号線をチェンマイから1時間半ほど南に向かったラムパーン県北部にある、タイ国唯一の国立の象の保護センター。日本語のガイドブックなどには「エレファントキャンプ」と書かれていることがあるが、正確にはキャンプではなく、何らかの理由で行き場所のなくなった象や傷ついた象をを保護する施設で、その運営資金を捻出するために訪問者から料金を取ってアトラクションなどを行っている。

国道沿いに出されている看板 チケット売り場

 ラムプーンとラムパーンを隔てる峠を越えてしばらくすると、左手にタイ語と英語で書かれた大きな看板が見えてくる(国道から象が見えることもある)ので、それにしたがって左折するとすぐに駐車場とチケットブースがある。ここでエレファントショーの見学料50B+センター内を走るバス代20Bの合計70Bを入場料という名目で支払う。園内は大変広く見どころは点在しているので、歩いて回るのは不可能。そのため、センター内を巡回するバスのようなものを使うことになる。なお、自分の車で中に入ることもできるが、その場合はバス代が不要で代わりに車の持ち込み料が必要なのかとか、細かい点については不明。また、見学料にはショーの終了後、象に与えるエサ代が含まれている。

 タイ象保護センターでのアトラクションについて、以下、自分が見学した順に簡単に説明する。

園内を循環しているバス[王室の象(白象)]

 園内に入りバスに乗り込むと、小さなアップダウンの続く道を進んで行く。その間にタイ語でセンターと象に関する説明がテープで流され、最初のアトラクションである象のショーが開かれる会場前までの5分ほど間バスどこにも止まらないが、その道中左手に、王室が所有している象を飼っている建物があるらしい。象舎はバスからは見えず、また象たちは日中はたいてい森の中に入っているため見ることはできないらしい。

[エレファントショー]

 バスが止まると、右手にエレファント・ショー会場があり、入口でエサのサトウキビかバナナを受け取る。ショーの舞台は、後ろに池を臨む美しいロケーションになっており、座席は客が見やすいように階段状に作られている。かなり横幅が広いが、ショーを楽しむにはなるべく真ん中に座ったほうがいいだろう。
 ショーのスタートは大きな象から小さな象まで10頭以上が横一列並んで、そのうちの1頭の小象が前に出て客席近くに作られた掲揚柱のひもを引っ張って、センターの(?)旗を揚げるところから始まる。続いて、司会者が1頭1頭の象を紹介し、それに合わせてそれぞれが足を曲げたり首を傾けたりして挨拶をする。仕草がとてもかわいく、客席からは拍手が起こる。その後、前の象の尻尾を後ろの象が鼻でつかんでずらりと輪になって舞台を1周。その後1頭ずつが中央に出て、寝そべってみたり、帽子を調教師の頭にかぶせたり、丸太を鼻でころがしたりする。その間、ほかの象は舞台の端に固まってたたずんでいるのだが、それがまたかわいらしくて、演技している象よりもそちらについつい目が行ってしまう。続いて牙と鼻で丸太をはさんで運んだり、小象が水を飲んだり、2頭が共同で鎖につながれた何本もの丸太を引っ張って積み上げたりする。
オープニングの象たちの挨拶 次は、小象のペインティング(お絵描き)。鼻に筆をはさんでとても器用に動かしていく。この絵は、センターのスタンプが裏に押され、1枚500Bで事務所で販売しているとのことだ。最後は、楽器の演奏。5頭ほどが分かれて2種類の楽器を演奏する。そしてショーの終了セレモニーとして、オープニングと同様にすべての象が並んで、そのうちの1頭が前に出て掲げた旗を下げ挨拶をして閉演となる。この後、一斉に象たちが客席の前に近づいてきて、客からエサを受け取る。なお、入口でもらったエサでは足りずもっとあげたい、という人は客席の奥のほうにエサ売り場のカウンターがあるので買い足すことができる(1束20B)。自分は何回かここを訪れたことがあるが、平日は観客が自分たちだけ、ということもあり、その時にはすべての象にエサを買って与えるようにしている。総額で300Bくらいにしかならないので、そのような状況になった時にはぜひ奮発(?)してエサをあげるようにしてほしいと思う。
 メーリムなど、ほかのエレファントキャンプでのショーを見たことがある人によれば、ここのショーは全体に地味な構成になっているそうだが、それはこのセンターでは、他と異なり“象に絶対無理な動きをさせない”というのが大前提になっているからだそうだ。そんなところが、ここが国立の“保護”センターであることを感じさせる。
 ショーのアナウンスはタイ語と英語で行われ、10時と11時、土日のみさらに13時半に開催されるので、このセンターを訪れるなら、ぜひそれに合わせて出かけるようにしよう。

[インフォメーションセンター]

 エレファントショーの会場のすぐ向かいには、インフォメーションセンターがある。建物は大きくふたつに分かれており、ひとつにはタイの象やこのセンターについての説明がパネルで展示され、その奥の建物には、象の骸骨と直径50〜60cm、長さが2〜3mはあろうかという大きな丸太に何10頭もの象を彫りこんだ見事なウッドカービング(木彫)が展示されている。どちらの建物も展示物はあまり多くなく内部はガランとしており、閑散とした印象を受ける。
 また、このインフォメーションセンターでは象使い養成所も併設、外国人もここに住む象使いの家にホームステイしながら象の調教などを学ぶことができるようになっており、自分が行った時に白人が4〜5人、モーホーム(タイの農民服)を着てレクチャーを受けているのを見たことがある。こうしたアトラクションに興味のある人は、事前にここにコンタクトを取ってみるといいだろう。

こぎれいなレストラン[レストラン&みやげ物店]

 インフォメーションセンターの右手にはレストラン、左手にはみやげ物店がある。レストランは木がふんだんに使われた建物で、テラス席がいくつか作られている。料理は、パッタイ(焼きソバ)、カーオパット(炒飯)などのタイ料理はもちろん、マカロニ、スパゲッティなどの西洋料理、さらには食後のアイスクリームからインスタントでないコーヒーまで豊富に揃っているが味はそれなりで、値段は60〜80Bくらいと観光地価格になっているのはいたしかたないだろう。
 また、インフォメーションセンターに向かって左手の小高くなった部分にもう1軒レストランがある。こちらは東屋風のみすぼらしい建物で、入口にクエティオ(麺類)を作る屋台のようなものが置かれており、内部には木製のイスとテーブルが並べられているだけの、あまり清潔とは言えない雰囲気で、メインのお客は来場者ではなくここに住む従業員なのかもしれない(レストランの奥には、従業員と象が一緒に住んでいる住居が点在している)。料理は麺類やカオパットなど種類は限られているが、値段はこちらのほうが安い。
 みやげ物屋も比較的こじんまりとしたもので、おそらくこのセンターで働く象使いの奥さんや家族がやっているのであろう、それほど売り込みとかも積極的にはかけてこない。売っているものはカレン族(?)の銀の手工芸品やセンターのロゴ入りキーホルダーなどもあるが、チェンマイ市内でも売られているような一般的なものも多い。個人的には、このセンターで何かおみやげを買うのであれば、後述の象病院で売っているTシャツが一番お勧めできると思う。

[エレファント・ダンセンター]

 エレファントショーの会場を背に、左斜め後方の小山を登ったところに、エレファント・ダン・センターががる。ダンは“フン”という意味で、ここでは象のフンを加工して紙を作る工程を見学したり、紙そのものやノート、写真立てなどに加工した商品を購入することができる。紙は、この場所でミキサーのような機械でフンと紙の材料を攪拌し、それに色をつけて板状のものに薄く広げて乾燥させて作っている。フンを使用している、と聞くと一瞬ギョッとするかもしれないが、もちろんニオイなどはまったくない。

[エレファントライディング]

エレファントライディング 園内のほぼ中央部、インフォメーションセンターの先に、象乗り場が作られている。チケットを販売する小屋と象に乗るやぐらのようなものが作られており、料金は15分200B、30分400Bで1頭に2人まで乗ることができる。象乗り場の前は数m低くなっており、その左手に象小屋が作られている。そこには10〜20頭くらいの背中に鞍がつけられた象が待機している。チケット売り場で時間を言って料金を支払うと、その中の1頭が象使いに操られて乗り場にやってくる。係員が手を貸してくれ鞍に腰かけると、前に落ちないようにだろうが頼りないロープが1本、鞍の左右を結んで体の前を横切るようにつけられる。
 象使いが耳の後ろに入れた足を動かして合図を送ると、象はゆっくりと歩き出す。自分はこれまでネパールやインドなどで何度も象に乗ったことがある(ひどい時には鞍のない裸象にまたがってジャングルに入ったりした)ので慣れたいたのだが、初めての人は目線の高さと乗り心地の悪さに驚くことだろう。
 象はまず、正面にある池の中に入っていく。水がはね、多少体にかかるかもしれないが、まったく気にならない。また、ここで象が乗り場のほうを向いてポーズを取るが、これはそちらにカメラマンがいて、デジカメで写真を撮るため。ここで撮影された写真は、ライディングが終わって乗り場に戻ってくると、前述のダン・ペーパーで作られたフォトスタンドに入れられて係員が売りに来る。象は、鼻までキチンと曲げてポーズを取っているなどとてもよく撮れており、スタンドととともにとてもよい記念になるし、センター従業員へのサポートになると思うので、ぜひ購入しよう(200B)。
 象は池を渡り終わると、対岸の小山の中に作られた獣道を登っていく。道は結構険しいアップダウンがあり、スリル満点だ。時々木の枝などが顔に当たったりすることもあるので、注意しよう。山道を抜けると平坦な道を少し進み、再び先ほどとは別の池の中に入って出発点に戻っていく。この池の周囲には象のエサになる草がたくさん生えているそうで、象は鼻を器用に使って草をむしり取り、ムシャムシャと食べながら進んでいく。
 タイ語ができるのであれば、象に乗りながら、この象は今何歳でもともとはどこから来たのかとか、性格や1日の象との暮らしなど色々な話を象使いから聞けて、より一層楽しめることだろう。自分の時は、平日で客がほとんどおらず、また乗った象がたまたま後述の母子象の父親であったこともあり、話が弾んで象使いがノッてしまい、本来のコースからはずれて、年老いた象たちが放し飼いにされている裏山の方とかあちらこちらに連れて行ってくれて、15分のはずが実際には30分以上エレファント・ライディングを楽しんでしまった。

象乗り場そばにいる親子象 なお、象乗り場の隣には母子が飼われている一角があり、自分が行った時には2組がいた。柵の脇に書かれたボードによれば、子象はちょうど生まれて1歳になったばかりのようで、おそらく子供が生まれたばかりの象は働かずにここで子育てに専念しているのではないだろうか。1歳だと、さすがにまだまだぜんぜん子供で、ボールで遊んだりホースで水をかけてもらって水浴びしたりしていたが、仕草がものすごくかわいい。 ここでもエサを売っている(10B)ので買って与えることができるが、柵といっても人間の腰くらいの高さしかなく、お腹をすかせた2頭の象が遠慮なく鼻を伸ばしてくるので、気をつけないと鼻先やヨダレ(鼻水?)で服を汚されたりする。

[象病院]

 以上、センターでの色々なアトラクションについて言及してきたが、個人的にはここで一番見学する価値があるのは、園内で最後に見学することになる象病院だと思う。ここを有名にしたのは、地雷で足を吹き飛ばされた「モタラ」という象で、日本のメディアにも何回も取り上げられている。

 ショーやライディングの場所からはかなり離れたところ(病院なので静かな環境が必要なのだろう)に、小さな建物がポツンと建てられており、その左には治療スペースと入院中の象をつないでいる病棟の東屋、右には重症で、おそらくもうどこにも移動させることのできない象がつながれた東屋が作られている。
 中央の建物は病院の事務所になっており、事務所内には象の解剖図が掛けられているほか、入口には入院中の象の性別、どこから来たか、病名などが書かれたボードも出ている。タイ語と英語が併記されているこのボードを見ると、北タイだけでなく全国各地から象が治療に来ており、また個人所有、寄付された(おそらく病気でオーナーが面倒を見きれなくなったのだろう)などその境遇もさまざまであることがわかる。
象病院 治療場には、象を支えるためのクレーンや薬・大きな注射器などを置くためのテーブルなど色々な設備が整えられている。自分が行った時には、目に石が当たった象が手術を受けているのを見たことがあるが、麻酔をかけられ人間と同じように点滴などを付けられた象がクレーンに吊るされ、何人もの医者や看護婦らしき人が集まっていた。何も行われていないこともあったが、もし治療が行われている時に行ったなら、とても貴重な経験になることだろう。
 右手の象舎には、足に包帯のようなものをグルグルに巻かれた象や、理由はわからないが鼻が途中からなくなっており、常にダラダラと鼻水(?)を垂らしている象などがいてとても痛々しい。中には、人間に対して恐怖心や怒りを抱いているのか“襲ってくるので近づかないでください”と注意書きが出ている象もいる。
 これらの象の前にはドネーションボックスが置かれているので、小額でも構わないのでぜひ寄付をしよう……というか、かわいそうな象たちを見ると寄付をせずにはいられないだろう。また、その横では足に怪我をして包帯を巻いた象のイラストが描かれた象病院のTシャツも販売されている(200B)。

 個人でこのセンターを訪れる場合、チェンマイからラムパーン方面に向かうバスに乗って行くことも可能だが、上記の通り内部は大変広く、また車で乗り入れ自由に移動することができるので、レンタカー(運転が心配な人はドライバー付きにするとよい)を利用するのが一番便利だと思う。また、ツアーを組んでいる市内の旅行会社もあるようなので、それに参加するという方法もある。

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■メーカチャーン

行き方……チェンマイから北西に約80km。チェンラーイに向かう長距離路線バスが最初に停車する街。

メーカチャーン中心部 チェンマイから北西に約80kmのところにあり、チェンラーイに向かう長距離路線バスが最初に停車する街がメーカチャーンだ。
 チェンマイから国道118号線を進むと、道はドーイサケットの先から山間部に入って行き、アップダウンを繰り返しながら峠を越え(道端には祠がいくつも建てられ、バスに乗っていればドライバーがお祈りをするかわりにクラクションを鳴らすのでわかる)、店が立ち並んでいて車がたくさん止まっているが、ゆで卵が食べられる程度で入浴することはできない温泉(ポーン・ナーム・ローン)を通り抜けると、前方に広々とした平地とメーカチャーンの街が見えてくる。
 メーカチャーンは、典型的な北タイの小さな田舎街、といったカンジでこじんまり、というか閑散としており、寺院(ワット・メーカチャーン)と小さなタラート(市場)、それに商店が並ぶ国道沿いの一角が中心となっているが、周囲に下記のようないくつかの観光スポットが点在しており、チェンマイの雑踏を逃れて静かなひと時を過ごすにはいいかもしれない。ただし、トゥクトゥクやソンテオなどの公共交通機関がほとんどない(街はずれにあるバスターミナルに、トラクターを改造した乗り物が2〜3台止まっていることもある)ので、移動するには自前の足は必須である。
 さらに付け加えれば、メーカチャーンはタイを代表する男性人気歌手&俳優であるバード(トンチャイ・メッキンタイ)の母親の出身地として一部のタイ人の間では知られており、彼自身もこの地に別荘を所有しているという(場所は不明)。

≪トラベル・インフォメーション≫

*宿泊……街の中心部の国道沿いに「ホテル」と英語の看板が出ているので泊まるところはあるようだが、未確認

*食事……中心部のタラート(市場)周辺の国道沿いにクエティオ屋、カーオマンガイの店、ぶっかけ飯屋などがあるほか、国道を北に15分ほど行ったところに、“ミスターコンドーム”として知られるミーチャイ元保健大臣が経営する、バンコクにも店がある「キャベッジ&コンドーム」がある。入ったことはないが、外から見る限りはとてもきれいなドライブイン・レストランだ。

[街の北はずれにあるカーオモックガイの店]

カーオモックガイの店@メーカチャーン この数年、チェンマイに行くたびにメーカチャーンまで足を伸ばしているので、結構色々なところで食事をしているのだが、サイトで取り上げたい、と思った唯一の店がここだ。国道118号線を街の中心部からチェンラーイ方面に10分ほど進んだ左手にある小さな食堂で、昼時などは大型トラックなどが常に数台道路沿いに停車しているので、すぐにわかることだろう。
 軒から蘭の鉢がいくつもぶら下げられた東屋風の建物の中には中央に調理スペースが作られ、それを取り囲むようにしてテーブルとイスがいくつか並べられている。ムスリムの中年男性が料理を作るこの店の最大のおすすめは、カーオモックガイ(鶏肉のカレーピラフ)だ。インドでは“ビリヤニ”と呼ばれるこの料理は、チェンマイでもムスリムが多く居住する地域(チェンインプラザ向かいのソイや街のピン川東岸にあるフローラルコンド近くのエリアなど)でよく見かけるが、この店のカーオモックガイはご飯と鶏肉のコンビネーションが抜群で、パラパラでありながら決してパサパサにはなっていないご飯の炊き具合と、鶏肉の口に入れた時にホロホロと崩れていく感覚がたまらない。また、こんな田舎の街はずれにある食堂にしては、料理の盛りつけや食器にも気を使っていて“もう少しチェンマイに近ければ、このカーオモックガイだけを食べに来てもいい”と思えるくらいだ。
 カーオモックガイは25Bで、スープも一緒についてくる。ほかのメニューはスープハーンウアヤイ(牛のテールスープ)30B、スープガイ(鶏のスープ)大30B・小20B、サラットパク(野菜サラダ)15Bがあるだけだが、スープガイもトマトのアクセントが効いた、いい味を出していてお勧めできる。また、コーラなどの清涼飲料水も色々と揃っている(10B)。水と氷はタダ。

*ショッピング……後述のヴィアン・カローンのふもとにカローン焼のショップがあるほか、街の南のバスターミナルの向かいに、英語で「アンティークショップ」の看板を掲げた店が2〜3軒並んでいて、民具や古い生活用品などを売っている。また、国道をチェンマイ方面に15〜20分ほど進んだところに、ラタン製品やい草(?)で作ったホウキなどを売る店がずらりと並んでいるエリアがある。中にはハチミツや山で取れたキノコや野菜を扱っている店もある。

≪おもな見どころ≫

[ヴィアン・カローン]

ヴィアン・カローン 街の中心部から少しチェンラーイ方面に進み、パヤオに抜ける国道120号線に入って5kmほど行ったところにある小高い丘の上にある遺跡。
 周囲を深い堀(水はない)に囲まれたエリアに遺構と近代に建てられた大きな寺院がある。寺院の一角には、昔のここの様子を再現したジオラマと説明書きが設置された資料館のようなものも建てられている。いつ行っても人がほとんどおらずとても静かだが、その割にはよく整備されており、もしかしたら将来は観光スポットとして開発されるかもしれない。
 ヴィアン・カローンは“カローン焼”と呼ばれる焼きものが有名で、かつてはスンコロク(宗胡録)と並び賞されていたという。遺跡の内部には、それを証明するかのようにたくさんの焼きもの(近年作られたと思われるものも多い)が置かれているほか、丘のふもとの国道沿いにはショップも1軒オープンしている。

[ワット・プラタート・クービア]

ワット・プラタート・クービア 街の北西にある山の上にある寺院。国道からは数ヶ所寺院に続いている道(タイ語の案内看板が出ている)があるが、どれも細い田舎道で、しばらくは田んぼが両脇に広がる中を通り抜け、山のふもとからは未舗装の状態のよくない坂道となる。最後に急な勾配を登り、木々が生い茂る頂上部にたどり着くと、小さなチェディ(仏塔)が正面に見えてくる。その奥の左手に仏像が置かれたタムブン(功徳を積む行為)を行うスペース、右手に本堂があるが、チェンマイ市内にある観光スポットとなっているような寺院とはまったく異なり、田舎の村にある寺院よりもさらに豪華さでは見劣りしていると思うが、人気がほとんどなく静謐に包まれた雰囲気は荘厳さをも感じさせるものがある。
 寺院には数人の僧侶がおり、タムブンに行くといつもリーダー格(?)のお坊さんが儀式だけでなく延々とお説教をしてくれるのだが、とてもきれいな標準語(タイ語)を話すので、北タイ出身ではないのかもしれない。
 山の上にあるが、木が生い茂っているためあまり眺望は開けていないし、寺院内に特に見どころがあるわけでもないので、わざわざ訪れるスポットでもないとは思うが、時間が余っていれば行ってみるのもいいだろう。

[クワン・ヤーカマー(南部のダム)]

クワン・ヤーカマー チェンマイからメーカチャーンに向かうと、街に入る手前に長い下り坂があるが、その下り坂が終わって街に入る直前を左に曲がり、5分ほど山道を進んだところにあるリゾート風のダム。おそらく人工的に山あいの谷の部分に水をためて造られたものと思われるが、バナナの木が目立つダムに面した山の斜面の部分には“こんなところに誰が建てたのか……”と思わせるような高級別荘風のコテージがポツンポツンと建てられている。
 岸に作られた、売店兼事務所のような建物の前からダムの中央部に向かって木製の橋が伸びており、突端には東屋が設置されている。東屋にはイスなどが設けられ、ノンビリとダムと周囲の山々の景色を眺められるほか、魚にエサ(売店にある)をやったりすることができる。
 とりたてて珍しいものがあるわけでもなく、わざわざ出かけるだけの価値があるとは思わないが、目立ったレジャースポットのないメーカチャーンでは人気があるのか、休日には結構な人が訪れ、にぎわっている。

[クワン・メーカチャーオ(北部のダム)]

クワン・メーカチャーオ 街の中心部から国道118号線をチェンラーイ方面に10〜15分ほど進んだところにある村から左に曲がって(国道沿いにタイ語の小さな看板あり)、小さな村を2つほど過ぎ、低い山の連なりに沿って谷間の道をさらにゆっくり登りつめたところにあるダム。湖畔には、小さな駐車場とレストランが1軒だけポツンと建っており、レストランの中を抜けて下った水辺にはボートハウスが10隻ほどつながれている。岸にただ係留されているボートハウスならたいしておもしろくもないのだが、ここがユニークなのは、それぞれのボートハウスはこちら側と100m以上離れたダムの対岸の山の斜面に立つ木との間に結ばれた長〜いロープにつながれており、それを引っ張るとダムの先のほうまでずっと進んで行けることだ。ロープを引っ張ってダムの中央部まで行くと、涼やかな風が湖面を吹き抜け、実に気持ちがよい。ボートハウスから水に飛び込んで泳ぐもよし、ゴロンと横になって(ボートハウスの内部にはゴザが敷かれている)昼寝をするもよし、ノンビリと釣り糸を垂らす(自分が乗ったボートハウスには1mほどの竹に糸と針が付けられた竿が置かれていた)のもよし……と、思い思いの過ごし方ができるだろう。
 レストランのメニューには、肉・魚の焼きもの、スープ類など各種料理が揃っている。値段的にはこの田舎にしては決して安いとは思えないが味はまあまあで、ボートハウスが沖に出ていても、店員が小さなボートを漕いで料理を届けに来てくれる。
 前述のクワン・ヤーカマーと比較すると、こちらの方がより山あいの田舎にあり、そのぶん整備も進んでおらず人も少ないのでノンビリできるような気がする。国道からダムへの道沿いの風景も本当にのどかで、何か気持ちがやわらいでくる。

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■ボーサーン・フィッシング・パーク 〜釣り@チェンマイ〜

行き方……チェンマイ市内より国道1317号線を南西に向かい、1014号線との交差点を左折してボーサーン方面へ。ボーサーンの街を過ぎたあたりの左側に門扉などを作っている鉄工所があるので、その手前を左に入る。

ボーサーンフィッシングパーク タイでも釣りは男性に人気があり、チェンマイ周辺でもいくつかの管理釣り場があります。そのうちのひとつに「ボーサーンフィッシングパーク」があります。周りを緑に囲まれた1周1キロほどの池です。対象魚は「ストライプド・キャットフィシュ」(写真)で、大きさは80〜150センチ、8〜16キロほどですが、ここのレコードとしては45キロがあがっているそうです。
 営業時間は朝8時から夜6時までで、1日350Bです。貸し竿や餌、小物類なども揃っており、食事もできますので1日中気軽に楽しめます。ただ、本格的に釣りたい方は、日本から少なくとも使い慣れた中型リールに8号の糸を150メートルほど巻いて持って行かれることをお勧めします。
 貸し竿のリールのドラグや糸はかなりくたびれていますので、道糸を切られたりします。
【nrtさんのレポート】

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■BAAN RAI PAI NGAAM(パ・ダ・コットン博物館)

住所:106 ChiangMai-Hot Road,Tambon Sop Tiea,Chom Thong District
TEL:053−361231

 バーン・ライ・パイ・ガームは、チェンマイ市内から国道108号線を車で南に2時間ほど行ったところにある、民家を改造して作られたコットンの博物館です。国道の左側に、小さく看板が出ています。その看板のところにゲートがあり、そこから左に入っていくと、両側は素晴らしい竹林。サワサワと揺れる竹林の道は、それはそれは静かで、ただ揺れる竹のこずえのざわめきだけが、耳に心地よく聞こえてきます。京都の嵯峨野の竹林とは趣の違う熱帯らしい太い竹ですが、これはこれでまた趣のある様です。
 竹林を通り抜けると急に視界が開け、立派なチーク材の高床式民家が現れます。“立派な民家”と言っても、バンコクのジム・トンプソン・ハウスとか、ククリットさんの家とは印象が違います。私はこれを見た時、白川郷の合掌造りの家を思い出しました。裕福な農民の家といった雰囲気です。この家が、“PA−DA COTTON TEXTILE MUSEUM”となっており、この家の女主人であったSaeng−daさん(ダーおばさん)の生前の住まいでありました。今は内部を公開しており、民具や機織りの道具、ダーおばさん自身が織った見事なコットンを見ることができます。
 彼女は、第2次大戦後本格的に木綿を織り始め、特殊な黄色い木綿を草木染にして織り、ナチュラルな風合いのパダ・コットンを生み出したのだそうです。華やかで南国らしい目の詰まったホアヒン・コットンとは違い、このパダ・コットンは、ナチュラルで目の荒いものです。色合いは自然でどこまでも優しく、日本の絣をも思わせる柄が多いようです。彼女は、この技術で国からも表彰されたそうですが、今残っている彼女の作品のすごさにドキッとするのは私だけではないでしょう。
 現在、彼女の技術は孫娘さんに引き継がれ、その作品が隣りの家屋で売られていますが、やはり優しい味わいのある布で、“これを買っていって、チェンマイの市内で仕立てさせたらさぞ素敵であろう。”と思いましたが、正直なところ私にとっては結構な値段でしたので断念、小さなストールを買って帰りました。見学と買い物を終えて建物の外に出ると、近くの川面にキラキラと光が輝いており、静けさと豊かな自然、そして伝統工芸の粋とに触れた満足感がさらに胸いっぱいに広がりました。
 ここは、タイ語では「BAAN RAI PAI NGAAM」と言いますが、意味は“美しき竹の農民の家”だそうです。何年も前ですが、テレビや雑誌で特集されているのを見たことがありますので、覚えている方がいらっしゃるかもしれません。私たちが訪れた時には、観光客はいませんでした。でも、人がなかなか出てきてくれなくて、“今日はクローズかな?”とヒヤッとしました。何度も呼んでいるうちに出てきてくれましたが、万事のんびりムードのようです。
 ナイトバザールの喧騒に疲れた時に、たまにはこんなお出かけも楽しいかもしれません。でも、もし商品をお買い求めになるのでしたら、おこづかいをたっぷり目に持っていってくださいね。結構高いですし、クレジットカードは使えません。もっとも、日本にたまに入ってくると法外な値段らしいですから、しかたないのでしょうか。でも、竹林と建物を見るだけでも素晴らしい時間を過ごすことができると思います。

参考文献:「タイ工芸の里紀行」(江本正記著、実業之日本社発行)、BAAN RAI PAI NGAAMのリーフレット
【月の輪さんのレポート】

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■ドーイ・サケットのダムと寺院

行き方……チェンラーイへと続く国道118号線をまっすぐ進み、右手に最初に見えてくる山の頂上にあるのがワット・ドーイ・サケット。ダムへは、国道をさらに直進すると大きな看板が見えてくるので、それに従って用水路に沿って北に進む。ダムまでは国道から約6キロほどの一本道だ。ワット・ドーイ・サケットのふもとまでは、市内からソンテオも多数出ている。

ワットドーイサケット 市中心部から北西に約20キロほどのところに位置する、ドーイ・サケットと呼ばれるエリアにある寺院(ワット・ドーイ・サケット)と、村の北7キロほどのところにあるダム(クアン・メー・クワン)。
 国道118号線を道路標識にしたがって右折してしばらく直進すると、ドーイ・サケットの小さな集落が見えてくる。雑貨屋やソバ屋などがあるほか、チェンマイ市内との間を結ぶ黄色いソンテオが列を作って客を待っている。集落を抜けると、ナーガ(7つの頭を持つコブラをかたどった水信仰のシンボル)が両脇を守る長くて急な石段へと行き着く。自動車やバイクの場合は、山を回りこむようにして寺院までの舗装道が続いているので、そのまま一気に頂上まで行ける。
 寺院自体は歴史が浅いようで、チェディ(仏塔)やヴィハーン(本堂)、大きくて真っ白な仏像などすべての建造物は新しく、まだピカピカしているというカンジ。ヴィハーンの内壁には、チャイワット・ワンナノーンという画家(?)が4年の歳月をかけて描いた、アバンギャルドな仏陀物語が異彩を放っている。また、チェディは内部に入ることができるようになっており、中央にはいくつかの仏像が安置されている。敷地は思いのほか広く、寺院のほかにかなり大きな学校や、飲み物などを売っている売店もある。
 頂上からの風景は木にジャマされて意外にひらけていないが、西にはチェンマイの市街地とそこに向かってまっすぐ伸びる国道が、東にはワン川流域との分水嶺を成す北タイの山々の連なりが遠くに見える。
 ここに来るならば、往復118号線ではあまりに味気ないので、どちらか一方をボー・サーン経由にすることをおすすめする。ボー・サーンの街へと続く国道1014号線は、行き交う車も少なく、沿道にはのどかな農村風景が続く、バイクでドライブするのにぴったりといったカンジの田舎道だ。

ドーイサケットのダム 一方ダムへの入口は、寺院への道との分岐点を過ぎてしばらく行ったところにあるコンクリート製の大きな看板が目印になる。国道118号線をはるかチェンマイ寄りに戻った中国墓地の看板が出ているソイ(小道)を入っていっても行けるが、途中の道はY字路やカーブが複雑に入り組んでおりわかりにくい。
 大きな看板を左折するとすぐにチェック・ポストがあるが、呼び止められたりすることはないようだ。ダムへの道は、左手に雑木林、右手には用水路が流れその向こうに小さな山の連なりが続く単調な一本道で、ダム入口までの約6キロの道中には集落などはほとんど見あたらない。いいかげん飽きた頃に、ダムの巨大な土手といくつかのダム関係の事務所や発電所のような建物などが見えてくる。このあたりまで来ると、用水路は硫黄のニオイを漂よわせているが、温泉のようなものはないようだ。
 道は、ダムの手前で3叉路になっているが、どの道を直進しても土手の上にあがってダムを眺めることはできない。上に行くためには、3叉路から一番左の道をしばらく進み、恐らくダム関係の仕事に就く人たちが住む家が立ち並ぶ集落へと続くガタガタの道へ入っていく。集落を抜けゲートを越したところにある道を右折してまっすぐ坂を登ると、土手の上に出る。
 土手上の道は、ダムの周囲をぐるりと取りかこんでいると思われるのだが、途中で鉄柵がおろされており、ずっと先まで進むことはできない。ダムの岸にはボート乗り場もあり遊覧観光できるほか、乗り場の周りで釣りを楽しんでいる人も見受けられる。ダムの周囲には売店、レストランなど一切ないので、長く滞在するつもりなら、街で食べ物などを買って持参する方がいいだろう。ほかにも、集落を抜けたゲートを左折し、すぐに右折して森の中にダム関係の事務所が散在している一角を過ぎた先からも土手の上にあがることができるが、ダム沿いの道はやはりゲートで閉ざされている。
 ちなみに、このメー・クワン・ダムは名前の通りクワン川をせき止めて作ったもので、川そのものはチェンマイ西部を南下、ラムプーンの街なかを抜けて、最終的にはパーサーンの北でピン川と交わっている。

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■フワイトゥンタオ貯水池

行き方……チャーン・プアック門から国道107号線を北へ。スーパーハイウエイを越して約2キロ進むと、英語付きの看板があるので左折。しばらくまっすぐ行き、運河に突き当たったら右へ(タイ語の看板あり)。そのまま土手沿いに進み橋を渡って対岸へ、右手に続く砂利道を運河を背にしながらず〜っと行くと料金所があるので入園料(1人10B)を支払う。200メートルくらい行くと再度チェックポイントがあるので、料金所でもらったチケットを渡す。さらにしばらく進むと貯水池に行き着く。

フワイトゥンタオ貯水池 チェンマイ郊外にある貯水池。池の周囲を整備して開放しており、地元タイ人のカップルや家族連れが休日になると多く訪れるリクリエーション・スポット。
 貯水池の対岸には深い緑に覆われたドーイ・ステープから続く山々が迫り、これで雪山が見えれば、ネパールのポカラとそっくりな風景だ。こちら側の岸には日傘や東屋が隙間がないほどビッシリと立ち並んでいて、好きなところに座ると、どこからともなく人が現れてメニュー(たぶんどの店もタイ語のみ)を置いていく。料理は、ガイヤン、リンヤン、サイヤンなどの焼物のほか炒め物、スープものなど豊富に揃っていて、どれも安く(50B前後)ておいしい。
 しかし、ここでの目玉は、何と言ってもエビの踊り食い。「クン・テン」といい、3〜4センチの小さなエビにプリック、ネギ、マナオ、ナムプラーなどを合わせ、深皿に入れフタをしてシェイクすれば出来上がりだ。フタを取って、ピチピチと跳ねるエビをつまんで食べるのだが、最初はプリックの激辛、マナオのすっぱさが舌を直撃する。しかし、エビそのものはとても甘くてプリプリしていていくらでも食べられる感じである。カオニヨウ(モチ米)との相性も抜群の1皿80B。
 貯水池には、ウインドサーフィン、スワンボート(白鳥の形をした足こぎボート)があるほか釣りもできる。ノーンチャーンなどの魚が釣れるそうだ。貯水池の周囲はすべて軍用地になっており、雑木林がどこまでも広がっていて人の気配などまったくない。時々演習なのか、銃声や爆発音が聞こえてくることもある。
 土・日には地元の人達で賑わうが、平日はほとんど人もおらず非常に静か。オープンは06:00から18:00。

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 チェンマイに行った際に、クンテンの貯水池に4〜5回行きました。
 ガネッシュさんは「本当においしい」とのことですが、辛いものはお好きなようですね。私は初めて食べたときは口の中で火がついたようでした。2回目は、エビだけ注文してナンプラーをかけて食べました。それ以降はピールを飲んでのんびりして、他のものを食べています。

 ちょっといい気分になって横になると、「あ〜タイだな〜」と感じる場所ですね。まさに穴場です。
【チェンマイ情報ボードのJK5091さんの書き込みより】

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 諸先輩方の記述を参考に行ってまいりました。のんびりできる本当によい場所です。

 アクセスは、旧市街から北西に伸びているフアイケーオ通りを進み、左側に見えるチェンマイヒルズホテルを少し過ぎた交差点を右折。この通り(国道121号線)をひたすらまっすぐ北上すると、左にローマ字でこの貯水池の看板が見えます。この看板を越えて左折し、すぐに右に曲がり、しばらく進むと料金所があり(10B)、あとは道なりに進んでいくと入口に到着します。
 大きな池を取り囲むようにして、そこら中の水辺に個室チックな小屋のようなものが点在しており、適当に選んで座ると店員がやってきて注文を聞きに来ます。メニューはタイ語のみですが、ビアシンとトムヤムクンくらいはそのまま言っても通じるでしょう。藁葺き屋根の板の間にテーブル、4人くらい座れそうなスペースで、池や山を見ることができます。平日に行きましたが、客はまばら。タイ人や日本人、白人などいろいろ。バイクでゆっくり池の周りを一周している時、軍人らしき人と何回かすれ違いました。タイにしては珍しく(?)、風光明媚な公園といったところです。ドーイステープ寺院を擁する山を見ながらの一杯は最高です。陣取った小屋で釣りもできます。店員が竿とエサを持ってきてくれますが(30Bくらい)、いかんせん針が魚にとって大きすぎ、1尾も釣れませんでした。
 チェンマイの喧騒もいいけど、のんびり過ごしたい時はここに限ります。とにかく、お勧めのスポットです。

 余談ですが、フアイケーオ通りと国道121号線の交差点で検問を時々やっています。バイクを運転する人はもちろん、同乗者もヘルメットの着用は義務です。バイクを借りる時にパスポートをレンタル屋に預けるため、コピーを常時携帯しているとよいでしょう。
 私の場合、後ろの友人がヘルメットをかぶっていなかったため、検問に引っかかりました。無事、無罪放免となりましたが、悪徳警官に捕まらなくてよかったです。
【大鵬さんのレポート】

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■サンカムペーンの温泉リゾート

行き方……チェンマイの東約25キロ。市内から国道1006号線を進みサンカムペーンの町を抜け、1317号線に入りしばらく進むと看板(英語表示あり)が左に見えて来るので、それに従って山道を進む。バスなどはないので、ソンテオかトゥクトゥクをチャーターして行くのがよい。その場合、「2時間待っててくれ」とか「*時に迎えに来てくれ」とかしないと帰れなくなるので注意!(乗る前に全部ひっくるめて値段交渉すること)

ルンアルーン温泉 チェンマイ県内には、私の知る限り3ヶ所の温泉があるが、市内から一番近いのがここ。「サンカムペーンのリゾート」とタイ人には呼ばれており、その名の通り、花畑や森林、池などが広がる美しい公園になっている。温泉と言っても、ゆで卵が作れる井戸のようになっているところと、時々ブアーッと吹き上げる間欠泉が見れるだけで、日本のようなものを想像してはいけない。どうしても入りたい、という人には温水プールがあるので、そこを利用するが、ほとんど子供の遊び場のようになっている(水着必携)。
 こぎれいなレストランや山岳民族のお土産屋などもある。
 日曜や休日は家族連れやカップルで賑わうらしいが、平日はほとんど人もおらず、チェンマイの喧燥を忘れてノンビリできる。入場料は確か20B程度。

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 サンカムペーン温泉は2つに分かれてます。ひとつは、花畑の中に個室の温泉と数名で入れるホットタブがある、日帰り向きなのと、私達が今回泊まったコッテージがあるほうです。私は2年前に花畑のほうへ行き、今回は泊まれるとの情報を得て、コッテージに行きました。行き方は、モノの本には「ボーサーンからソンテオで行け」と出てますが、私達はレンタカーで行きました。メーピンホテルのトヨタレンタカーで1日1,600B、チェンマイ空港では同じカローラが1日1,400B。
 チェンマイはタクシーが少なくて、メーピンで聞いたらサンカムペーンまで片道700〜800Bだと言うので、それならレンタカーにしようということになりました。なにしろ、ソンテオと交渉するだけのタイ語には自信が無かったし。結局、レンタカーはリゾートの中の移動にも役に立つし、荷物も積めるしで正解でした。温泉への道順は、チェンマイ市内から駅の前の道を進み、その後は道標の「SAN KAMPHAENG HOT SPRINGS」「HOT SPRING」に沿って行くと2つ分かれ道になり、右に「SAN KAMPHAENG HOT SPRINGS」、 左に「ROONG AROON HOT SPRINGS RESORT」と書いた大きな看板があります。右がお花畑で、左がコッテージです。
 上の写真は、コッテージの奥にある、温泉の吹き出しているところで、湯温105度だそうです。つまり、圧力があるので105度になり、その圧力で7〜8mの高さに吹き出しています。常にビュービュー吹き上げてます。ここの売店で駕籠に入った卵を買い、温泉卵を自分で作って食べられます。私達が泊まったコッテージの風呂は、元湯が105度にしては温度が低かった。
 コッテージのある敷地の中にジャグジーのホットタブがあり、宿泊客は使えるらしいのですが、道から丸見えの露天で、水着を用意してなかったのでパスしました。そのかわりお湯の吹き出しているところの屋内のジャグジーはパンツを貸してくれて、平日の午前中だったので、夫婦それぞれ、男湯女湯とも貸し切り状態でたっぷり温泉を堪能してきました。 同コッテージの名前は「ROON AROON HOT SPRINGS RESORT」。宿泊料は1,200B。メーピンホテルから直接電話して「明日の4時頃行く。日本の雑誌に1,200Bと書いてあったがOKか?」と聞いて行きました。印象はカギがチャチだったのと、お湯がぬるかった以外は気分壮快でした。
 ちなみに、バンコクのMBKの9階にリザベーションオフィスがあるそうです。TEL:02-2179590〜3。
【ますかっとさんのレポート】

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 サンカムペーン温泉に行きました。ある和食レストランのご主人に聞いたところ、ソンテウで300〜400Bくらいで行ってくれるだろうとのことでしたが、実際には往復500Bでした。現地での1時間の待ち時間込みです。温泉は、バンガロー風の建物がいくつもあり、40Bほどで、バスタオルも貸してくれます。部屋は各個室、洋服はバスタブ(木製)のすぐ横上に掛けるので、くれぐれも落とさないように。湯の温度は自分で調整しますが、なかなか快適でした。地図上では25kmくらいですが、ほとんど信号なしの道を飛ばして、40分ぐらいかかりました。
【太郎さんのレポート】

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郊外のドライブコース

■メーター渓谷&バーン・オームルアイ

 チェンマイの東にあるサンカムペーンの街を抜け、盆地を形成する山脈を越えてメーター川が形成する渓谷に入る。舗装路がなくなるまで渓谷をさかのぼって北タイの山々の連なりのすばらしい景色を堪能した後、来た道を再び戻ってからチェンマイ盆地北東のはずれにある街、オームルアイを経由してチェンマイに戻る、走行約4時間のコース。

≪注≫走行時間は、バイクを使いおよそ時速30〜40kmで走った場合のもので、途中の休憩やスポット見学などの時間は含んでいません。あくまでも参考程度としてお考えください。(以下同)

メーター渓谷&バーン・オームルアイ チェンマイ市内から国道1006号線を左に向かい、大型の土産物屋が軒を連ねるボーサーンとサンカムペーンの街を抜け、少し行ったところにあるY字路を左折する。
 国道1317号線との交差点を越えると、道はのどかな農村風景となる。街から12〜13kmほどのところに、「←オームルアイ(国道1006号線)」、「→バーンマイ(国道1229号線)」と書かれた看板のある交差点にたどり着くのでそこを右折。この交差点にはよろず屋が数軒あり、その前にバーンマイ行きのソンテオが止まっており、アカ族がそれに乗り込んで出発を待っていたりする。
 バーンワーイ、バーンパーマイなどの村をを過ぎると、道は正面に見える山脈に向かって登っていく。途中、国立公園のゲートを越えると、道はうっそうとした森の中に入る。道はくねくねと曲がりながらどんどん高度を上げていくが、あまり展望は開けてこない。さらにどんどん高度を上げると、山の稜線にたどり着く。サーラーピー(精霊を祭った祠)を見ながら峠の頂上を越えると、そこからは峠の反対側を一気に下っていき、メーター川が形成する渓谷に入っていく。九十九折になった道を下りきると、バーンマイの村にたどり着く。人気のない閑散とした集落で、売店もなく道沿いの家からは機織の音が聞こえてきたりする。道はT字路に突きあたるが、右に行くとラムプーンの南東20kmほどのところにあるメーターの街まで道は続いている。
 左に曲がって少し行くと、すぐにメータクライという村にたどり着く。山間ののどかな小村というカンジで、学校に寺院、それに数軒のよろず屋がある。チェンマイから直線距離にすれば大したことがないのに、このあたりでは携帯電話の電波も届かなくなる。道はきれいな舗装路で、最初はメーター川に沿って谷あいを走っていくが、途中から急な上り下りを繰り返しながら稜線の上を進むようになる。両脇に周囲の山々の連なりを見下ろしながら、さらに高度を上げていく。途中、猟銃を持って犬を連れたおそらく山岳民族であろう男性とすれ違ったり、放牧された牛の群れをやりすごしたりしながら行くが、ほとんど人の気配は感じられない。さらに高度をグングン上げていくと、右手には北タイの山々の連なりのすばらしい景色が見えてくる。風景という点では、恐らくこのドライブコースのハイライトになるだろう。道路上には小石や牛のフンがたくさん落ちており、ここまで来る自動車やバイクはほとんどないことがうかがえる。さらにすばらしい景色に目をやりながら進むと、舗装路は突然途切れ小石だらけの山道となる。地図を見ると、ここから先、道は国道1317号線沿いにあるフワイケーオの村まで続いているようなのだが、オフロードバイク以外では進むのはむずかしいだろう。
 来た道(国道1229号線)をサンカムペーン方面に戻り、国道1006号線との交差点まで来たら、今度は右に曲がってオームルアイをめざす。今下ってきた道があった山々を右手に見ながら、のどかな道を進む。頂上に寺院がある小高い丘があったり、田んぼがどこまでも広がっているメーオン川沿いの平原を北上していくと、道はこのエリア再奥の村、オームルアイに着く。村の中心部は、店舗が10軒ほど並んでいる3叉路で、そのまままっすぐ北に向かうとワット・オームルアイがあるが、寺院は閑散としたカンジで特に見るべきものはない。3叉路を左に向かい、村の中を抜けさらにしばらくアップダウンを繰り返しながら進むと、国道1317号線の広い道にぶつかる。
 ここを左に曲がればサンカムペーン経由でチェンマイにまっすぐ戻ることができるし、右に進むとすぐにサンカムペーンの温泉の看板が見えて来るのでそれに従って左折して温泉に寄ってからチェンマイに戻るのもいいだろう。さらに、この看板をそのまま通り越してまっすぐ進めば、ポーンディンの村(ここにも温泉があるらしいが未確認)を経由してチェンマイとチェンラーイを結ぶ国道118号線に行き着くので、そこから左に曲がりドーイサケット経由でチェンマイに戻ることもできる。

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≪目指せ!1229号線≫

 ホンダのドリームで行ってきました。
 ターペー門から東に伸びている道をまっすぐ進み、ピン川にかかるナワラット橋を越えてさらにひたすら東へ。どうやらこの道が国道1006号線のようですが、標識はこの辺で見ることはできません。通り沿いにガソリンスタンドがあるので、満タンにしておくのが望ましいです。スーパーハイウェイ(国道11号線)を越えたあたりに、「1006」の標識があったと思います。この道をまっすぐ東へ。片道1車線です。
 しばらく進むと、街が途切れ野原に。やがて、ボーサーンという街にさしかかり、賑わいを見せます。ここにはまだセブンイレブンもありました。街を通り過ぎしばらく行くと、サンカムペーンという街に到着。さらにまっすぐ行き、Y字路を2つくらい左、左と走っていくと、国道1317号線との大きな交差点に到着。1006号線、1317号線の標識があります。これを越えて、まっすぐさらに東へ。この辺から道の両脇には畑が連なり、民家もまばらに。外国人が珍しいのか、すれ違うタイ人はこちらを凝視してきます。日差しは強いが、風は涼しく、湿度は低く、ほんとうに心地よいツーリングでした。20分くらい走っていると、右手に1229号線の標識が見え、ここを右折。少し小高い山を登って降りるコース。ここの坂道は、3速で十分心地よく走れました。下り道も終わるころ、T字路につきあたります。私はここを左折して、どんどん進んでいきました。犬が道路の真ん中で寝そべっていたり、畑では牛を放牧していたり、のんびりしたところです。途中、小学校らしき建物、寺院らしき建物を見かけました。もうここまで来ると、すれ違うタイ人はこちらをまるで天然記念物を見るかのようなまなざしを向けてきます。試しに子供に手を振ったら、彼ら喜んでました(笑)。さらに進むと上り坂になり、突然舗装路が途切れます。これより先は、上にあるようにオフロードバイク以外では無理なようなので、しばしここで休憩しました。あまりよくないことですが、ジュースのビンが散らかっていた、ということは、ここまでやって来た人たちがいるということですね。
 休憩の後、来た道を引き返し1229号線に戻り、1006号線につきあたったら今度は右折してオームルアイをめざしました。まあ普通の道で、そのうち国道1317号線につきあたります。ここを右折、北上してポーンディンとかいう街をめざそうとしました。1317号線に」入ってすぐにガソリンスタンドがあります。北上しようとすると、すぐに左に有名な(?)サンカムペーン温泉へ通じる道の標識がありました。それを横目に1317号線を北上。まっすぐの道路が続き、まるでアメリカを彷彿とさせます。
 30キロほど過ぎたあたりにガソリンスタンドがありました。さらに進むと、集落を抜ける道になり、だんだん勾配がきつくなります。そこいら中にタイの国旗と青色の旗が掲げられていましたが、あれは何なのでしょうか?
 集落を抜け、完全な峠道になります。どんどん山に入っていくようで、向こうからタイ人がバイクでやって来るので、どこかにつながっているのでしょうが、心配になります。勾配がさらにきつくなり、場所によっては1速でしか登れない斜面もありました。どんどん山の中に入って行き、途中展望台のようなスペースも設けられていました。相当高地に来ているようで、眺めはすばらしいです。しかし、行く先の道はまだまだ山の中に入っていくようなので、先ほどのスタンドから大体ガソリンを半分くらい使ったであろう距離まで走り、そこから引き返してきました。次回はもっと大きなバイクで、しかもガソリンの心配なく走りきってみたいものです。
 帰りは、来た道を引き返して1006号線を右折、サンカムペーン、ボーサーンを越えてチェンマイに戻ってきました。手の甲がすっかり日焼けしてしまいました(笑)。風が結構冷たいので、長袖の上着は必須です。
【大鵬さんのレポート】

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■サンカムペーン〜国道1317号線北上

  サンカムペーンの街を抜け1317号線をまっすぐ北上し、チェンラーイへと続く国道118号線へ出る約90kmのルート。途中には洞窟や温泉などの観光スポットがあるほか、道も大部分が広く舗装状態もよくて初心者にも走りやすい。走行約3時間半。
 かなりの長時間ドライブとなるが、上記メーター渓谷&バーン・オームルアイのコースを組み合わせることも可能。

国道1317号線最奥部の様子 チェンマイ市内中心部からナワラット橋を渡り、チャルンムアン通りを東に進む。チェンマイ駅、スーパーハイウェイを通り越し、みやげ物店がズラリと並ぶボーサーン、タクシン前首相の出身地であるサンカムペーンの街(コンビニなどもあるので、飲み水などはここで手に入れておくとよい)を過ぎると、道は←1006、→1147と書かれた標識があるY字路に行き着くので左に進む。道はここからは細くなり、少し行くと国道1317号線とのT字路にぶつかるのでそのまままっすぐ進んでいく。しばらくは両側に民家が続いているが、それも徐々に少なくなり田んぼや畑が広がるようになってきて、じきに左手には小高い山が迫ってきて、風景はグッと田舎になる。このあたりまで来ると車の量も少なくなる。しばらくすると再び国道1317号線との大きな交差点(十字路)にぶつかるので左折して1317号線へと入る(標識には←HOT SPRINGと出ている)。ここまでで、チェンマイからおよそ30kmだ。
 1317号線はところどころにアップダウンのある広い道で、ちょっと北海道にも似た雰囲気だ。交通量は少ないが、時々やってくる自動車はかなりの猛スピードを出していることが多いので、気を抜かないで運転しよう。道はメーオン川が形成する谷の西端のやや高い位置に沿って走っており、右手眼下にはには渓谷の美しい風景(この谷の中を走るのが、上記メーター渓谷&バーン・オームルアイ)コースになる)が広がり目を奪われることだろう。この国道沿いには、ところどころにレストランや“Home Stay”という看板を出している家がある。ホームステイできる家の設備がどの程度で、宿泊した場合の食事がどうなっているのかやタイ語以外の言葉が通じるのかなど詳しいことはわからないが、おそらく市内のホテルに宿泊したのではできない経験ができることだけは間違いないと思われる。
 国道をずっと北上していくと、左手に岩がゴツゴツとしたほかの山とはちょっと違った景観の山が見えてくる。ここにメーオン洞窟があり、国道沿いに標識が出ている。標識に従って細い道を入って行き、岩山に入って少し急登すると、洞窟の入口(国道から約1km)がある。ここには駐車場のほかに食べ物などを売る露店が数軒出ているほか、洞窟内部の写真や簡単な案内などが出ている。実際の洞窟に行くにはここで入場料(10B)を支払ってさらに岩山を徒歩で登っていかなければならないようだが、自分はあまり興味がないので中には入らなかった。
 洞窟を通り過ぎると、すぐに今度はサンカムペーンの温泉リゾートへ続く道との分岐へと行き着く。この交差点にはガソリンスタンドもある。ここから先、国道118号線に出るまでには1ヶ所しかスタンドがないので、ガソリンの残りが少なければここで給油しておくといいだろう。温泉はここから3kmほど先だが、温泉に行くのが目的ならば往復このルートにはせず、片道はサンカムペーンの街からバーンマイ(上記メーター渓谷コースのバーンマイとは別の村)、メーポンなどの村を通過する田舎道を来るほうがおもしろいだろう。疲れていてもうチェンマイに帰りたいというのであれば、ここを左折して温泉を通過、サンカムペーン経由で戻ってもいいだろう。

 温泉との分岐を過ぎると、道はいきなり細くなり路面状態もあまりよくなくなる。と同時に山中へと入って行き、アップダウンの繰り返しとなる。このあたりはチェンマイからかなりの距離があるにもかかわらず現在リゾート開発が盛んで、チェンマイ・ハイランド・ゴルフ&リゾート、ラーンナー・プリンセス・リゾートなどが建設中のほか、先ほどと同様“Home Stay”という看板を出している民家が次から次へと現れる。大きな峠をひとつ越え、ガソリンスタンドを過ぎると道はさらに細くなり、完全な北タイの田舎道となる。道は小さな山の連なりの稜線の上を走っているのか、左右双方に谷が広がっている。さらに進んでいくと稜線を離れ大きく道は下って小さな村にたどり着く。ここからは道の両脇には田んぼが広がるのどかな田園風景へと変わる。道はより一層細くなり、何度も小さなアップダウンを繰り返すようになる。“この先あとどのくらい走ると118号線に行き着くのだろうか?”とちょっと不安になるころに、バーン(村)・ポーンディンに着く。サンカムペーンから先では最も大きな村で、食堂、雑貨店、洋服屋など商店がいくつもある。

 村を抜けるとすぐに国道118号線へぶつかる。ここを左折してドーイサケットの街までは約15km、チェンマイはさらにそこから20kmほどだ。このまままっすぐチェンマイへ戻ってもいいし、ドーイサケットのダムと寺院を見学して、さらにはドーイサケットから国道1014号線に入ればふたたびのどかな田園風景を走る田舎道がボーサーンまで続いているので、余裕があればそれ経由でチェンマイに戻ることも可能だ。

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■サンサーイ&メーチョー

 チェンマイの東北部、チェンラーイに通じる国道118号線とファーン方面に向かう国道107号線にはさまれた地域にあるサンサーイとメーチョーの街を訪れる約2時間のドライブコース。どちらの街もチェンマイからそれほど離れていないため、道中のどかな北タイの田舎の風景を満喫……というのはむずかしいが、距離が短く道路も広くて走りやすいので、チェンマイが初めての旅行者にも安心だと思う。

サンサーイ&メーチョー チェンマイ市内中心部のピン川にかかるナワラット橋から、ケーオナワラット通りを北西に進む。中・長距離バスが発着するアーケード・バスターミナルを右手に見ながらスーパーハイウェイとの交差点を渡ると、道は片側4車線の広い幅を持つ国道118号線となり、交通量が非常に多くなる。すぐに、700年競技場とワット・プラタート・ドイカム近くとを結ぶバイパス道路との大きな交差点を過ぎ、さらに少し行くと「←サンサーイ」という大きな交通標識があり、左角にタラート(市場)のあるY字路に行き着くので、そこを左折。道は国道1001号線となり、両脇には最初は商店や住宅が続いている(バーン(村)・サンサーイムン)が、すぐにところどころに高級分譲住宅地のゲートがある以外は田畑が広がる、のどかな田舎の風景に変わっていく。国道107号線のチェンマイとメーリムのほぼ中間点と、チェンマイの南にあるサモーンへの山道が始まるバーン・ムアンクンとを結ぶバイパス道路との交差点を過ぎると、周囲は荒地が増えてくる。さらにしばらく進み、川にかかる小さな橋を渡ると道は狭くなり、左右にクネクネと曲がるようになる。バーン・サンサーイルアンを通り越しさらにいくつか小さな村を通り越すと、赤白に塗られた大きな鉄塔のあるパーラーンという村に行き着く(ここまで、国道118号線との分岐から約5キロ)。右手にタラート、そのほかの3方には商店が並ぶ小さな十字路にぶつかるが、そこを左折(←メーチョーの看板あり)すると、道はさらにのどかな田舎道となり交通量もグッと少なくなる。
 道は、それまでとは異なり多少の起伏があるようになるが、しばらく進むとメーチョー・ゴルフクラブへと続く道との交差点に行き着き、そこから先は道幅が広くなる。さらに少し行くと右手にはところどころに大きな建物があるメーチョー大学の広大な敷地が広がる。大学を過ぎると、すぐに道はチェンマイ−プラーウ道路との交差点にぶつかる。
 そこを左折すればそのままチェンマイに戻ることができる(約13キロ)が、道中はあまり楽しいとは言えない。余裕があるようであれば、信号を右折して3〜4キロ進んで国道1260号線へと左折し、ピン川にかかる橋まで行ったらそれを渡らずに側道を入って川にぶつかったら左折、そのまま川沿いの道を下ってチェンマイに戻るほうがずっと楽しいだろう。

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■ボーサーン&サンカムペーン〜バーンタワーイ

 市の東にあり、傘の街として有名なボーサーンと大型のみやげ物店が軒を連ねるサンカムペーン(実際にはサンカムペーンの街そのものにはみやげ物店はほとんどなく、そこに至る国道沿いに点在している)から市の南部に位置する木製品のファクトリーショップが集まった村のバーンタワーイを、チェンマイに戻ることなくいっぺんに訪れることのできる走行約3時間のコース。
 自動車がたくさん走る広い国道が全体の半分くらいあり、北タイのローカルな雰囲気はそれほど味わえないが、ショッピングエリアを効率的に回りたい、という旅行者にとっては都合のいいルートであろう。それぞれのショッピングスポットについては、こちらを参照のこと。

ボーサーン&サンカムペーン〜バーンタワーイ 市の中心あるターペー門から東に伸びる国道1006号線をまずは進む。チェンマイ駅を右手に見やりスーパーハイウェイを過ぎると、すぐに大型のみやげ物店が両脇に並んでいる。そのままさらにチェンマイの町を取り巻く環状線との大きな交差点を2つ越し、スーパーハイウェイから6キロほど進むと、左手に銀行が数件並んだ小さな街に行き着く。ここがボーサーンだ。交差点の付近と、交差点から北に伸びる国道1014号線に沿って小さなみやげ物店が軒を連ねているほか、交差点の北東角にはアンブレラ・メイキング・センターという大きな展示場(?)がある。
 そのまま国道1006号線を東にまっすぐ4キロほど進むと、徐々に両脇に商店や学校、役所などが増えてきて、サンカムペーンの街に入っていく。町の中心部に並ぶ商店はみな共通の看板をつけて屋根などの外観も完全ではないがある程度統一されており、美しい。この先、外国人旅行者が気軽に利用できそうな食堂はバーンタワーイまで見あたらないので、食事をするならこの街で済ませるのがよい。コンビニも数軒あるので、飲物などの補充も必要に応じてすることができる。
 街を抜けると交通量はグッと少なくなり、しばらく進むと道はふたまたに分かれている。英語の表示のついた大きな看板が立っており、左に行くとサンカムペーンの温泉との表示が出ているが、右に進む。すぐに国道1317号線との大きな交差点にぶつかるので右折。2車線の広くて路面も整備されたこの国道をしばらく進むと、T字路にぶつかる。右に行くとチェンマイ、左に行くとメーオーンという看板が出ているので左に進むと100メートルもしないうちに「サーラピー→」という看板が出ているので、右折。道は2つあってどちらがサーラピーに向かうのかちょっとわかりにくいが、右手の今来た国道を戻るようなカンジで伸びている道に進路を取る。ここからは、道は細くて車やバイクもあまり通らないローカルな雰囲気に変わる。すぐに周囲には水田が広がり、時期によっては菅笠をかぶった農民たちが田んぼの中で農作業をしているのを見ることができるだろう。また、天気がよければ右手にはドーイステープの山並みを望むことができる。途中、ドーイサケットのダムから続くメークワン川にかかる橋を渡り、ところどころに小さな集落を見ながら約7キロほど進むと比較的大きな村に入り、道はT字路につきあたる。交差点の脇には村の中を案内した大きなタイ語の地図が出ていて“この先サーラピー”となっているいくつかの道が記載されているのだが、肝心の現在地が地図には記載されておらず、まったく役に立たない。自分はたまたまそこにいた村人(?)に道を教えてもらい、このT字路を右に折れて進んで行った。そのまま道なりにしばらく進むと、大きな国道にぶつかる。チェンマイからクルンテープ(バンコク)まで続いている国道11号線だ。交通量が多くて怖いが、注意しながら右折しチェンマイ方面に向かうと、100メートルもしないうちに「←サーラピー」という標識のある信号のついた交差点に行きあたるので、そこを左折する。ちなみに右に曲がると国道1014号線になり、ボーサーンの交差点まで道は続いている。
 左折するとすぐに、チェンマイとラムプーンを結ぶチークの並木が美しい旧道の国道106号線との交差点にぶつかる。ここが、両市のほぼ中間点に位置するサーラピーの街の中心部だ。ここまでのドライブでくたびれてしまっていれば、ここを右折してチェンマイに戻ることもできる。10キロ足らずの道のりだ。
 そのまま交差点をまっすぐ進み、鉄道の踏切を越えると、再び道は交通量の少ないローカルな雰囲気となる。両脇にはやはり水田や畑が多くノンビリしたカンジだ。6〜7キロ進むとトーンケーオという比較的大きな村に行き着き、ピン川にかかる橋が見えてくる。橋を渡ると左手に小さなタラートがある四つ角になっているが、そのまままっすぐ進んでいく。さらにまっすぐ5キロほど進むと「バーンタワーイ・OTOP(ONE TAMBON ONE PRODUCTの略。日本の事例を参考に導入した、タイの一村一品運動のこと)」と書かれた大きな看板が見えてくる。そのすぐ先に「←バーンタワーイ」という英語つきの看板が見えてくるので左折すると、200メートルほど進んだ先からみやげ物店のアーケードが始まるが、中心地はそのアーケードの終わり近くにある十字路を右に曲がった先だ。
 チェンマイに戻るには、先ほどの道に再び戻り(上述の十字路を右に曲がってそのまままっすぐ進むと行き着く)西に進む。この道路沿いにも最近次々と大型の店やパッキング、カーゴの会社ができているが、そのまま3キロほど進むと、国道108号線との信号のついた交差点にぶつかるので、右に曲がる。片側2車線の、車がものすごいスピードでバンバン走っているこの国道をそのまま12キロほど進むと、左手に空港の滑走路、右手にロータススーパーマーケットが見えてくれば、もうチェンマイの市内は目と鼻の先である。

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区切り線

■国道121号線〜メーカーン渓谷

 チェンマイ市内西部を流れる灌漑用の運河に沿って南下し、サンパトーンという街の西部にあるメーカーン川の渓谷を1周するドライブコース。渓谷の中にこれといった見どころはなく、ここを訪れる外国人旅行者はおそらく皆無といってもいいのだろう、“こんなところに外国人が何しに来たんだ?”というカンジの途中で出会う人々の視線が結構痛いが、道中はチェンマイ盆地を囲む山系ののどかな風景が続いており、上に紹介しているメーター渓谷ルートよりもアップダウンが少なく、ノンビリとドライブするにはなかなかよいコースだと思う。なお、走るすべての道は舗装されているものの、渓谷の中の一部はガタガタであまり状態はよくない。所要約3時間半。

メーカーン渓谷の絶景 チェンマイ市内とワット・プラタート・ドーイステープを結ぶフワイケーオ通りと運河との交差点(南西角にはチェンマイ・プーカム・ホテルがある)から、運河に沿って国道121号線を南下していく。走り始めは交通量も多いが、ステープ通りとの交差点(トンパヨム(ステープ)市場がある)を過ぎたあたりから、徐々に車は少なくなっていく。このあたりは道幅も広くて走りやすい。進むにしたがって、右手にはドーイステープの山並が徐々に間近に迫ってくる。市内から見るのとは角度が違うので、ドーイステープの寺院も“こういうロケーションに建っているんだ”と、目には新鮮に映ることだろう。
 スーパーハイウェイの外側を走る、700年競技場とを結ぶ外周道路(バイパス)との交差点を越し(左手にタラートあり)、高級分譲住宅地を左右に見ながらさらに進んでいく。右手にセーンカムテラスレストランがあるチェンマイ随一の超高級住宅地バーン・ナイファーンのエントランスゲートを過ぎると、右手の小高い丘の上にある寺院、ワット・プラタート・ドーイカムと2006年にオープンしたチェンマイ・ナイトサファリへ通じる道の入口がある。寺院はここから約2kmほどなので、興味があれば足を伸ばしてもいいだろう。さらに4kmほど進むと、サムーンの街に向かう国道1269号線との大きな交差点に行き着く。ここから先、道はグッと狭くなり、路面の状態もところどころ悪くなるのでスピードは控え目にするほうがいいだろう。また運河もそれまでのコンクリートで固められた人工的なものから水の流れる底部以外は土の上に草が生える、より自然に近いものになる。さらに道は緩やかなカーブを繰り返しながら続き、ところどころに相変わらず高級住宅地はあるものの人家の数は少なくなり、ラムヤイ畑やうっそうとした雑木林が多くなってくる。前記交差点からおよそ6kmほど進むとオプカン国立公園への道との分岐があり、さらに5kmほど進むと、左手に警察のあるファーハームの村にたどり着く。道はここで大きく左にカーブし、そのまま進むとサンパトーンの街へ向かうが、カーブの少し手前で橋を渡り、斜め右に続く2車線の舗装路に入って行く。この分岐点には、タイ語でこれから向かう村の名前(バーンノーンフア、バーンタオなど)が書かれた標識が出ているが、それが読めない場合は少しわかりにくいかもしれない。川の対岸、大きく左にカーブする手前約20〜30m手前の川の対岸にある広い道(右側に商店が数軒ある)を探すようにするといいだろう。

 ここから先がメーカーン渓谷で、道は完全な田舎道となり、たまに村人が乗ったバイクとすれ違う程度の交通量になる。はじめのうちは民家もあるが徐々にそれも少なくなり、前方にはうっそうとした木々に囲まれた山が見えてくる。2kmほど進んだところにあるチョムチェーンという村を過ぎたあたりから道の起伏が徐々に激しくなり、4kmほどのところにあるノーンフア村を過ぎると路面の状態があまりよくない完全な山道となる。ところどころ遠くの山々がはっきりと見渡せる景色のよいビューポイントがあるので、一休みしてゆっくりと景色を眺めるのもいいだろう。大きな峠をひとつ越えると、寺院のある比較的大きな村、バーンタオにたどり着く。
 道はT字路となっており、右に行くとさらに奥の村にも入っていけるようであるが、左に曲がってサンパトーンへと戻ることにしよう。ここから先は、今来た道よりもさらに路面の状態はよくない。村を出るとすぐにメーカーン川を渡り、道は再び起伏が激しくなる。途中、眼下に川が流れ、その川が作る渓谷をずっと先まで見渡せるとても景色のよいところがある。しばらく進むと道は下る一方となり、フワイケーオ、ラオパファーンといった村を通り過ぎ(それぞれの村にクエティオ屋が1〜2軒あるが、どこも7Bと非常に安い)、さらにしばらく行くといきなり平野に出る。道路の周囲にはのどかな田園風景が広がっている。平野に出てからは人家がどんどん多くなり、道も直線的になる。徐々に行きかうバイクも多くなってくると道はいきなりサンパトーンとメーワーンを結ぶ国道1013号線に突きあたる。この突きあたったところはガーット・ヌアという街で、銀行や大きなタラート、食堂などがある。
 国道を左折するとサンパトーンまでは約8kmで、チェンマイまではサンパトーンから国道108号線を進み、約30kmほどの行程だ。自分の使っている地図には、ガーット・ヌアとサンパトーンとの中間あたりに、行きに通ったファーハームの村に抜ける道が載っていたのだが、どこにあるのかまったく気づかなかった。

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区切り線

■サンカムペーン〜バーンティ〜ラムプーン

 チェンマイから東に向かい、サンカムペーンの街を越えたら、チェンマイ盆地の東端を形成する山脈に沿って南東に向かい、バーンティという小さな街を通過してラムプーン北部にある日本企業がたくさん入っている工業団地の前を通過してチェンマイに戻ってくるコース。ドライブするだけならおよそ3時間半ほどだが、途中にはダムや山の上にある寺院(複数)など立ち寄ることのできるスポットも多いので、実際に行くとなるともう少し時間はかかるだろう。


チェンマイ盆地東端を走る国道1147号線の風景

 チェンマイ市内から国道1006号線を東に向かいサンカムペーンの街を抜け、少し行ったところにあるY字路を右折し、国道1147号線へと進んで行く。すぐに「↑バーンティ」と書かれた標識が目に入るだろう。少し進んで国道1317号線との交差点を過ぎると、交通量はグッと少なくなり、道も狭くなる。小さな橋を渡り左右にカーブを繰り返しながらしばらく進んでいく。周囲は徐々に田んぼや荒地が多くなり、すっかりチェンマイ盆地郊外の典型的な風景へと変わっている。正面にはメーター川が形成する渓谷とチェンマイ盆地とを隔てる分水嶺の山並みが近づいてくる。少し進んで、再び国道1317号線(この番号はどうも複数の道に使われているようで、ちょっと混乱する)の広い道との交差点にぶつかるので、それを直進すると「バーンティ12km、ラムプーン36km」という看板がある。交差点から1kmちょっと進むと「↑ワット・パートゥン、→ラムプーン」と書かれた標識が出ているT字路に行き着くので看板にしたがって右折する。なお、直進したところにあるワット・パートゥンという寺院は交差点から約2kmほどのところにあり、行ってみたことがあるが、特別見るべきものがあるわけではなさそうなので、わざわざ寄り道するほどの価値はないと思う。
 さて、T字路を右折して進むと、分水嶺の山すそを走るカンジになり、小さなアップダウンがある道に変わる。すぐに、チェンマイ−ラムプーンゴルフクラブ&ヘリテッジスパ&リゾートの立派な入口が見えてきて、さらにしばらく進むとバーン・フワイサイという小さな村を過ぎる。さらに進んでいくと、左手の小高い山の上に寺院が見えてくる。この寺院は「ワット・プラタート・ドーイ・ハーンバート」で略して「ワット・ドーイ・ハーン」とも呼ばれているようだ。山の上まではメチャメチャ急勾配の舗装された道が続いており、バイクでも上がっていくことができるので、興味があれば寄り道してみるといいだろう。
 寺院入口に掲げられた解説によれば、寺院の建立については何もわかっていないが、神話では仏陀がここを訪れ山の上に滞在し、喜捨を集めに行くための準備をしたとされているらしい。喜捨を集めるための鉢のことを“ハーン・バート”と北タイの方言で呼ぶとのことで、山の頂上にある岩に空いている穴(確認したがどこだかはわからなかった)が、まさにその準備をした場所だと信じられているという。山の上の寺院が作られている場所は平らな部分がほとんどなく、歩くスペースにはレンガが敷き詰められているものの、でこぼこが多くて歩きにくい。また、周囲は背の高い木に囲まれているため残念ながら眺望はあまり開けないが、チラッと見える下界の風景はなかなか美しく気分がよくなることだろう。

 ワット・ドーイ・ハーンからさらに南に進み小さな村を過ぎると、左手に迫っていた山並みは徐々に遠ざかり、道の両側にはのどかな田園風景が広がる。小さな村をさらに2-3やり過ごすと、バーンティの病院に行き着く。ここがこの街の入口と考えていいだろう。バーンティの街の中心部には役所、銀行、市場や食堂などが一通り揃っているものの本当にこじんまりとしており、それらが固まっている3叉路を中心にした100〜200mほどの長さしかない。ここからラムプーンまではあと25kmほどあるので、くたびれていればゆっくり休憩を取るのにはいい街だろう(というか、この先道中“街”と呼べるのはここくらいしかない)し、もうチェンマイに帰りたい、と思うなら、街の中心部を少し行ったところから右(西)に伸びる国道1189号線を使えば、サーラピー経由でチェンマイまで30kmほどで行き着くこともできる。

 国道1147号線を引き続き、ラムプーンに向かって進む。バーンティの街に近いうちは道の両側に民家などが立ち並んでいるが、すぐにまた田んぼや荒地が広がる田舎道となる。村をひとつ過ぎ(この村からもチェンマイに戻ることができる。タイ語の道路標識あり)、再び山が左手に迫ってくると同時に道は広くなり、交通量も徐々に多くなってくる。
ドーイカモの入口にある仏像群 しばらくすると、バーンチェーという村に入り、道は直角に右に曲がる。ここを曲がらずにまっすぐ伸びている狭い道に入り、約6kmほど行ったところには「ドーイカモ」という小さな山があり、頂上には「ドーイカモ・ボー・ナームティップ」という甘露(ナームティップ。飲めば不老不死、死人に注げば生き返るという<注>)の湧く井戸(ボー)があるとのことだ。山のふもとに着くと、そこには雑木林の中にいくつもの仏像が置かれており、山の上へと続く長い石段が伸びているが人気がまったくなく、一人きりで行くと少々不安になってくるくらいだ。自動車やバイクで行ける道が見つからなかったので自分は石段を途中までしか登らなかったのだが、上には何があるのか、一度行ってみたいものだと思う。西側には山がないので、木がジャマしなければおそらくラムプーン方面が一望できて景色もよいのではないだろうか。

 バーンチェーの村を越えると道幅が一気に広くなり、両脇には商店が多くなってきて、右手に我々には見慣れたロゴを掲げた日系企業の大きな建物が目に入ってくる。現地の人たちが「ニコム」と呼んでいるラムプーンの工業団地だ。道路沿いには団地で働く人々相手の店がずら〜っと立ち並び(日本料理店もある)、さながらひとつの街を形成している。それまでの田舎の風景が一変したことに驚きながらバイクを走らせていると、すぐに国道11号線(スーパーハイウェイ)との交差点(サンパーファーイ)にぶつかる。これを右折してチェンマイに戻ってもよいが、自動車がものすごい速度でバンバン走っているスーパーハイウェイをバイクで走るのはあまりにも味気ないので、信号をそのまま直進しよう。すぐ左手には別の工業団地の入口があり、やはり商店が立ち並んでいる。さらに少し進むとメークワン川にかかる大きな橋にぶつかるので渡ったらすぐに右折、100mほど行ったら今度は左折する(多くの車がそのように進むので迷う心配はない)。そこからは直進して鉄道の踏切を渡り数100m行くと、チェンマイとラムプーンを結ぶ旧道の国道106号線につきあたる。ここは、ラムプーンの街からは3〜4km北の地点だ。右折して、国道沿いに並ぶチークの大木を眺めながら、ノンビリとバイクを走らせて帰ろう。チェンマイまではおよそ20kmほどだ。

≪注≫養徳社「タイ日辞典」1巻P919





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