バイクで行くチェンマイ郊外ドライブ

 「チェンマイ旅行 基礎の基礎」のコーナーでも述べているように、公共交通機関が未発達のチェンマイでは、市内観光の足としてレンタルバイクが最も有用だと個人的には思うが、ちょっと郊外に出てみたい、などという時には、それが唯一の交通手段になることも多い。
 もし、チェンマイで多少の時間が取れるのであれば、「郊外の観光スポット」で紹介しているような見どころもいいが、、ぜひ地図を片手に特に目的地も定めずに、あてもなく郊外をバイクでウロウロしてみてほしい。30分も走れば周囲にはのどかな農村地帯が広がり、この地域が“ラーンナー(百万の田んぼ)”と呼ばれてきた所以を肌で感じることができるに違いない。
 このコーナーでは、旅行者がレンタルバイクでも比較的簡単に行くことができる郊外へのドライブコースを紹介する。

≪注≫走行時間は、ホンダウェーブ(125cc)を使いおよそ時速30〜40kmで走った場合のもので、途中の休憩やスポット見学などの時間は含んでいません。あくまでも参考程度としてお考えください。


チェンマイ郊外・北タイのドライブ旅行におすすめのガイドブックはこの1冊![PR]

区切り線

■ピン川左岸北上ドライブ

  オシャレなパブレストランが立ち並ぶナワラット橋のたもとからスタートし、ピン川の左岸に沿って走る道をどこまでもどこまでもさかのぼり、最終的に国道1001号線にぶつかって道がなくなるまで進むコース。基本的にずっと一本道で迷うようなこともなく、風景も変化に富んでいるほか、途中でチェンマイを取り巻く環状道路に何回もぶつかるので疲れたら途中でやめたり、余裕があるなら国道1001号線に出てからさらに北に足を伸ばすことができるなど、体調などに応じて調整が可能だ。

チェンマイ市内からピン川左岸をさかのぼって振り返った風景 ナイトバザール北端から東に見えるナワラット橋を渡った東詰から、チャルンラート通りを北上する。グッドビューザ・ギャラリーなどのパブレストランを通り越し、ラマ9世橋のたもとを過ぎると道はファーハーム通りと名前を変え、カーオソーイ・ラムドゥアン、カーオソーイ・サムーチャイなどの、カーオソーイの店が立ち並ぶ一角に差しかかる。これからのドライブに備えて腹ごしらえをするには最適の場所だろう。すぐに、道はスーパーハイウェイにぶつかる。左に曲がり橋の下をくぐるようにして回り込み、すぐまた左へと曲がるとここからが本格的なドライブの始まりだ。

 200mほど進むと、「レストラン」のコーナーで紹介しているバーンライ・ヤームイェンの看板が出ているソイ(小道)がある。道は左右に蛇行しながら進んで行き、その先すぐ右手に小さなタラート(市場)がある。郊外に出たことが実感できるようなこじんまりとした規模だ。2kmほど行くと、スパで有名なバーンサバイ・スパ・ビレッジの看板が見えてくる。道は相変わらず蛇行しながら静かな住宅街の中を通り過ぎ、さらに進んでいくと徐々に家がまばらになってくる。が、ところどころに“一体、何をして稼いだのだろう?”と思うような、ものすごい豪邸が建っていてビックリすることだろう。スーパーハイウェイから4kmほどで、左側にピン川にかかる小さな橋が見える小さな集落にたどり着く。
 橋を見やりながらさらに1kmほど行くと、第1環状道路にぶつかる。スーパーハイウェイの時と同様に、左に折れ橋の下をくぐるようにして、さらに川に沿って北上を続けていく。環状道路を越えると、道は一気に田舎道となる。ところどころに新興分譲住宅などもあるが、周囲は畑や田んぼが圧倒的に多くなり、車の通行もぐっと減ってバイクのハンドルを握るのがどんどん楽しくなってくる。1kmほど行くと、高級ガーデンレストランのバーン・スアンの入口が見えてくる。自分は、食事をするために夜しかこの店には来たことがないのだが、夜の怖いくらい人気のなさと静寂とはまったく違い、昼間は実にのどかで、ノ〜ンビリとした雰囲気が妙に印象的だ。ここから先は、道の両脇は完全な荒れ地ばかりとなり、たまにピン川の流れが見える。左手遠景には、ドーイステープ山系の雄大な山並みが見えることだろう。道は引き続き蛇行を繰り返し、周囲には畑や果樹園などが徐々に増えてくる。
 スーパーハイウェイから約7kmで、第2環状道路にぶつかる。交差点の左側には小さなタラート(市場)もある。右側にはクエティオ屋があり、簡単な食事を取ることも可能だ。タイ語の道路標識が出ており、“←メーリム、↑ナームトン、→サンサーイ”と書かれている。そのまま道路をまっすぐ突っ切るように進んで行こう。
 道は相も変わらずくねくねと蛇行しているが、舗装状態もよく快適にドライブできる。しかし、それほどたたないうちに道は急に細くなり、舗装もあまりよくなくなる。周囲は果樹園や養蜂の箱が置かれている畑、田んぼ、園芸農家などいろいろだ。残念ながらピン川はそばを走っておらず、流れを眺めることはできない。さらに進んでいくと、また道路状態はよくなり、あまり意味があるとは思えないセンターラインまで引かれている。
チェンマイ市内からピン川左岸をさかのぼった郊外の田舎道の風景 さらに進んでいくと、しばらく目にすることのなかったピン川の流れが突然視界に飛び込んで来る。ここまで上流にさかのぼると川幅もかなり狭まっており、川岸はジャングルのようになっている。川は200〜300m道に沿っているだけで、またすぐに見えなくなってしまうが、さらに進んでくと再び出会う。川を振り返るように見ると、手前にピン川、遠くにドーイステープ山系の山並みが同時に見える。なかなかピクチャラスクな風景だ。すぐにまたピン川は道路を離れ、周囲は田んぼが広がるのどかな田園風景となる。
 スーパーハイウェイからおよそ14km、第2環状道路から7kmほどで第3環境道路に行き当たる。このあたりが、先ほど標識で見たバーン・ナムトーンという村になる。環状道路の下をくぐってさらに北上すると、道はどんどん細くなる。環状道路の立体交差を過ぎて1kmも行かないうちに、道は再びピン川の左岸に沿って走るようになる。道の川に沿った部分には、“なぜ、こんな場所だけに???”と思うような遊歩道が整備されている。おそらくほとんど使われることがないであろうこの遊歩道の反対側は、のどかな畑や雑木林が広がっている。
 遊歩道は300〜400mで途切れ、再び道はピン川から離れる。ところどころに住宅は見えるのだが、人の気配は感じられず、すれ違う車やバイクもほとんどない。のどかで快適なドライブが楽しめるだろう。
 田んぼや畑の中を蛇行しながらさらに進んで行き、スーパーハイウェイから約17kmのところで道は国道1001号線にぶつかり、ついに道は終わる。国道と交わる手前には“←プラウ79km、→チェンマイ19km”という標識が出ている。ここまで、市内からノンビリ走っても1時間といったところだろう。

 ここからの選択肢としては大きく2つが考えられる。
 ひとつは、国道を左折して37kmほどのところにあるメーガットダムに寄り(ダム自体はバカ高い外国人入場料が設定されている割に見るものは何もない)、そこから西に道を取りメーテーンの街の北に出て国道107号線を南下してメーリム経由でチェンマイに戻るルート。かなりの長距離ドライブとなり、またダムからメーリムの北へと抜ける道の看板は英語表記がほとんどないので、タイ語が読めないと少し辛いかもしれない。
 もうひとつは、国道を右折してし、一気にチェンマイに戻って来るルートだ。道は途中メーチョー大学あたりまでの約13kmは、交通量は多いものの道の両脇から大木の枝が張り出したりしている、典型的なタイ北部の国道といったカンジだ。
 その先は片側3〜4車線の殺風景な道になってしまうので、余裕があれば大学のある交差点を左折してサンサーイを経由するコースをのんびりドライブしながらチェンマイに戻るほうがいいと思う。
【2011年4月】

ストレスフリー♪トコトン便利に使える旅行サイト

区切り線

■ワット・スリードーンチャイへの裏道ドライブ

  チェンマイの東からキレック運河に沿って南下し、ラムプーンの手前ある寺院、ワット・スリードーンチャイへと至る約2時間のコース。この寺院に立つ巨大な立仏像は、チェンマイとクルンテープ(バンコク)を結ぶ国道11号線からも目にすることのできるのだが、それを一切使わずにたどりつく。
 途中のほとんどの行程はのどかな農村地帯でところどころ道が複雑に入り組んでおり、道案内の標識もタイ語のみのものばかりなので、タイ語を読むことができ、また万が一迷った時に現地の人に道が聞ける程度の会話ができる人向きのコースだ。

チェンマイ郊外、ワット・スリードーンチャイへの裏道ドライブの写真 空港から東に伸びるマヒドン通りを進み、国道106号線、11号線との立体交差を渡ってしばらくすると比較的大きな川(キレック運河)にかかる橋に行き当たる。その橋の手前 に「→バーンパポン」というタイ語の標識が出ている道があるので、そこに右折して入って行く。しばらくするとバーンパポンの村に行き着く。中心部の十字路は左に行くとサンカムペーン、右に行くとサーラピーというタイ語の標識が出ている。直進して1〜2km進むと、ワット・テーパラームという寺院が見えてくる。かなりの歴史があるようで、ハリプンチャイ様式と推測される古いチェディ(仏塔)が残っているほか、ヴィハーン(本堂)もかなり古く非常に趣のある寺院だ。ガイドブックなどには載っておらず、ごく一部の地図にプロットされている程度で決して名のある寺院ではないが、チェンマイにはこうした隠れた名刹がまだまだあるのではないだろうか。古いヴィハーンは、入口が閉まっていて中を見ることはできないのが残念。ここまで、チェンマイ市内からおよそ10km、のんびり走って30〜40分といったところだ。
 ワットから先にしばらく進むとY字路にぶつかる。右に曲がる道のほうが広くて本道に見えるのだか、こちらに入るとおそらくサーラピーに向かってしまうので、左の細い道のほうに進む。すぐに広い道に出るので、道なりに行くとさらに広い国道(建設中の第3環状道路?)にぶつかる。近年できたこの道路を突っ切るように道は左にクランクしているのでそれにしたがって行くと、再び運河に沿った細い北タイの農道になるので、どんどん南に下っていく。道の真ん中にはセンターラインが引かれているが、乗用車が何とかすれ違えるであろう程度の幅しかなく、路面状態もあまりよくない。道沿いには両側とも農家が続いており、途中半分以上崩れかけたチェディだけが残された廃寺があったりもする。
 さらにしばらく進むと、「↑バーンノーンホーイ、→バーンブパラーム」というタイ語の標識が出ているT字路に行き当たるが、そのまままっすぐ運河に沿って進んでいく。ここから先は道がいくぶんよくなり走りやすくなる。少し行くと運河にかかる橋との交差点に行き着くが、さらにそのまままっすぐ進む。すると、突然民家が少なくなり、両側にはラムヤイ畑や田んぼが広がるようになる。左手にはずっと運河が見えている。しばらく進むと国道1189号線にぶつかる。そこには「←ガッサンゴルフ場」という看板が出ている(英語ではGOLFとしか書かれていない)。バーンティとサーラピーとを結ぶこの国道を左折して運河と別れ、バーンティ方面へと向かう。しばらく走ると、国道は大きく左にカーブし運河とは別のやや大きな川にかかる橋を渡るが、それを渡らずに橋のたもとから右に伸びる細い道に入って行く。道の入口には鉄製のゲートが立っており、上には“ワットパーパオ”と書かれているほか、周辺の地図も出ている。道は川沿いに続いており、ところどころに人家がある以外は、ラムヤイ畑がずっと広がっている。さらに進むと道はすごく細くなり、田んぼや森しか見えなくなる。人気はまったく感じられず、走っていると心細くなってくるかもしれない。走っている道路からは見えないのだが、川は途中でふたつに分かれており、道は支流に沿ってさかのぼるようになる(それまでとは川の流れが逆になる)。
 しばらくの間、人気のない道を行くと、川の対岸には村が見えてきて、そちらに渡る橋がいくつかかかっているので、それを適当なところで渡って左にUターンするように来た方向に戻るように進んで行く。すると、対岸を走っている時には見えなかった川の分岐点が目に飛び込んで来て、道は本流に沿って下流に向かって進むようになる。ところどころに民家が建ったのどかな北タイの田舎の風景をながめながらバイクを走らせて行くと、突然左手に大きくて金ピカの立仏像が目に飛び込んでくる。ここが今回のドライブの最終目的地、ワット・スリードーンチャイだ。
チェンマイ南部にあるワット・スリードーンチャイの巨大な立仏像の写真 寺院自体は仏像以外には特筆すべきものはなく、ごく普通の寺院といったカンジだ。ヴィハーン(本堂)の裏に小さな半分崩れかけたチェディも残されているのでそれなりの歴史はあると想像されるが、寺院の歴史などの説明書きがないので詳細はわからない。立仏像もできてまだ15年ほどのようで、趣があるわけでもない。寺院の隣は小学校になっている。

 ここからチェンマイに戻るルートは、いくつもある。
 一番楽なのは、寺院を出て左に向かい国道11号線に出てそのまま北上するルート。これだとあっという間にチェンマイに着くが、まったく面白味に欠ける。途中で旧道の国道106号線に入り巨木なチーク並木を眺めながらか、パワーが残っているならラムプーンまで下ってハリプンチャイ様式の影響が色濃く残された寺院群を見て回ると前述のワットテーパラームとの比較などもできて面白いだろう。ワット・スリードーンチャイからラムプーンの街までは15kmほどだ。
 ふたつめの選択肢は、国道1189号線に出てバーンティ〜サンカムペーンを経由するコース。その場合は、寺院から右に出て来た道をどこまでも戻るように進んで行き、先ほど渡った橋も通り越してさらに直進し、キリスト教の墓地などを通り過ぎながらさらに進むと国道に出る。そこにもガッサンゴルフ場の看板が出ているので、目印になるだろう。ここからバーンティまでは、ゴルフ場経由で20分ほどだ。コースの詳細はこちらを参照(記述とは逆方向に進んで行く)。国道1189号線に出たら左折し、サーラピーに出てチェンマイに戻ってもよい。
【2008年11月】

国際電話は「定額かけ放題」のラクダコール[PR]

区切り線

■メーター渓谷&バーン・オームルアイ

 チェンマイの東にあるサンカムペーンの街を抜け、盆地を形成する山脈を越えてメーター川が形成する渓谷に入る。舗装路がなくなるまで渓谷をさかのぼって北タイの山々の連なりのすばらしい景色を堪能した後、来た道を再び戻ってからチェンマイ盆地北東のはずれにある街、オームルアイを経由してチェンマイに戻る、走行約4時間のコース。

メーター渓谷&バーン・オームルアイ チェンマイ市内から国道1006号線を左に向かい、大型の土産物屋が軒を連ねるボーサーンとサンカムペーンの街を抜け、少し行ったところにあるY字路を左折する。
 国道1317号線との交差点を越えると、道はのどかな農村風景となる。街から12〜13kmほどのところに、「←オームルアイ(国道1006号線)」、「→バーンマイ(国道1229号線)」と書かれた看板のある交差点にたどり着くのでそこを右折。この交差点にはよろず屋が数軒あり、その前にバーンマイ行きのソンテオが止まっており、アカ族がそれに乗り込んで出発を待っていたりする。
 バーンワーイ、バーンパーマイなどの村をを過ぎると、道は正面に見える山脈に向かって登っていく。途中、国立公園のゲートを越えると、道はうっそうとした森の中に入る。道はくねくねと曲がりながらどんどん高度を上げていくが、あまり展望は開けてこない。さらにどんどん高度を上げると、山の稜線にたどり着く。サーラーピー(精霊を祭った祠)を見ながら峠の頂上を越えると、そこからは峠の反対側を一気に下っていき、メーター川が形成する渓谷に入っていく。九十九折になった道を下りきると、バーンマイの村にたどり着く。人気のない閑散とした集落で、売店もなく道沿いの家からは機織の音が聞こえてきたりする。道はT字路に突きあたるが、右に行くとラムプーンの南東20kmほどのところにあるメーターの街まで道は続いている。
 左に曲がって少し行くと、すぐにメータクライという村にたどり着く。山間ののどかな小村というカンジで、学校に寺院、それに数軒のよろず屋がある。チェンマイから直線距離にすれば大したことがないのに、このあたりでは携帯電話の電波も届かなくなる。道はきれいな舗装路で、最初はメーター川に沿って谷あいを走っていくが、途中から急な上り下りを繰り返しながら稜線の上を進むようになる。両脇に周囲の山々の連なりを見下ろしながら、さらに高度を上げていく。途中、猟銃を持って犬を連れたおそらく山岳民族であろう男性とすれ違ったり、放牧された牛の群れをやりすごしたりしながら行くが、ほとんど人の気配は感じられない。さらに高度をグングン上げていくと、右手には北タイの山々の連なりのすばらしい景色が見えてくる。風景という点では、恐らくこのドライブコースのハイライトになるだろう。道路上には小石や牛のフンがたくさん落ちており、ここまで来る自動車やバイクはほとんどないことがうかがえる。さらにすばらしい景色に目をやりながら進むと、舗装路は突然途切れ小石だらけの山道となる。地図を見ると、ここから先、道は国道1317号線沿いにあるフワイケーオの村まで続いているようなのだが、オフロードバイク以外では進むのはむずかしいだろう。
 来た道(国道1229号線)をサンカムペーン方面に戻り、国道1006号線との交差点まで来たら、今度は右に曲がってオームルアイをめざす。今下ってきた道があった山々を右手に見ながら、のどかな道を進む。頂上に寺院がある小高い丘があったり、田んぼがどこまでも広がっているメーオン川沿いの平原を北上していくと、道はこのエリア再奥の村、オームルアイに着く。村の中心部は、店舗が10軒ほど並んでいる3叉路で、そのまままっすぐ北に向かうとワット・オームルアイがあるが、寺院は閑散としたカンジで特に見るべきものはない。3叉路を左に向かい、村の中を抜けさらにしばらくアップダウンを繰り返しながら進むと、国道1317号線の広い道にぶつかる。
 ここを左に曲がればサンカムペーン経由でチェンマイにまっすぐ戻ることができるし、右に進むとすぐにサンカムペーンの温泉の看板が見えて来るのでそれに従って左折して温泉に寄ってからチェンマイに戻るのもいいだろう。さらに、この看板をそのまま通り越してまっすぐ進めば、ポーンディンの村(ここにも温泉があるらしいが未確認)を経由してチェンマイとチェンラーイを結ぶ国道118号線に行き着くので、そこから左に曲がりドーイサケット経由でチェンマイに戻ることもできる。
【2004年10月】

==========

≪目指せ!1229号線≫

 ホンダのドリームで行ってきました。
 ターペー門から東に伸びている道をまっすぐ進み、ピン川にかかるナワラット橋を越えてさらにひたすら東へ。どうやらこの道が国道1006号線のようですが、標識はこの辺で見ることはできません。通り沿いにガソリンスタンドがあるので、満タンにしておくのが望ましいです。スーパーハイウェイ(国道11号線)を越えたあたりに、「1006」の標識があったと思います。この道をまっすぐ東へ。片道1車線です。
 しばらく進むと、街が途切れ野原に。やがて、ボーサーンという街にさしかかり、賑わいを見せます。ここにはまだセブンイレブンもありました。街を通り過ぎしばらく行くと、サンカムペーンという街に到着。さらにまっすぐ行き、Y字路を2つくらい左、左と走っていくと、国道1317号線との大きな交差点に到着。1006号線、1317号線の標識があります。これを越えて、まっすぐさらに東へ。この辺から道の両脇には畑が連なり、民家もまばらに。外国人が珍しいのか、すれ違うタイ人はこちらを凝視してきます。日差しは強いが、風は涼しく、湿度は低く、ほんとうに心地よいツーリングでした。20分くらい走っていると、右手に1229号線の標識が見え、ここを右折。少し小高い山を登って降りるコース。ここの坂道は、3速で十分心地よく走れました。下り道も終わるころ、T字路につきあたります。私はここを左折して、どんどん進んでいきました。犬が道路の真ん中で寝そべっていたり、畑では牛を放牧していたり、のんびりしたところです。途中、小学校らしき建物、寺院らしき建物を見かけました。もうここまで来ると、すれ違うタイ人はこちらをまるで天然記念物を見るかのようなまなざしを向けてきます。試しに子供に手を振ったら、彼ら喜んでました(笑)。さらに進むと上り坂になり、突然舗装路が途切れます。これより先は、上にあるようにオフロードバイク以外では無理なようなので、しばしここで休憩しました。あまりよくないことですが、ジュースのビンが散らかっていた、ということは、ここまでやって来た人たちがいるということですね。
 休憩の後、来た道を引き返し1229号線に戻り、1006号線につきあたったら今度は右折してオームルアイをめざしました。まあ普通の道で、そのうち国道1317号線につきあたります。ここを右折、北上してポーンディンとかいう街をめざそうとしました。1317号線に」入ってすぐにガソリンスタンドがあります。北上しようとすると、すぐに左に有名な(?)サンカムペーン温泉へ通じる道の標識がありました。それを横目に1317号線を北上。まっすぐの道路が続き、まるでアメリカを彷彿とさせます。
 30キロほど過ぎたあたりにガソリンスタンドがありました。さらに進むと、集落を抜ける道になり、だんだん勾配がきつくなります。そこいら中にタイの国旗と青色の旗が掲げられていましたが、あれは何なのでしょうか?
 集落を抜け、完全な峠道になります。どんどん山に入っていくようで、向こうからタイ人がバイクでやって来るので、どこかにつながっているのでしょうが、心配になります。勾配がさらにきつくなり、場所によっては1速でしか登れない斜面もありました。どんどん山の中に入って行き、途中展望台のようなスペースも設けられていました。相当高地に来ているようで、眺めはすばらしいです。しかし、行く先の道はまだまだ山の中に入っていくようなので、先ほどのスタンドから大体ガソリンを半分くらい使ったであろう距離まで走り、そこから引き返してきました。次回はもっと大きなバイクで、しかもガソリンの心配なく走りきってみたいものです。
 帰りは、来た道を引き返して1006号線を右折、サンカムペーン、ボーサーンを越えてチェンマイに戻ってきました。手の甲がすっかり日焼けしてしまいました(笑)。風が結構冷たいので、長袖の上着は必須です。
【大鵬さんのレポート。2005年2月】

スポーツ用品メーカーが旅行用シューズを作るとこうなる
MIZUNO SHOP ミズノ公式オンラインショップ

区切り線

■サンカムペーン〜国道1317号線北上

  サンカムペーンの街を抜け1317号線をまっすぐ北上し、チェンラーイへと続く国道118号線へ出る約90kmのルート。途中には洞窟や温泉などの観光スポットがあるほか、道も大部分が広く舗装状態もよくて初心者にも走りやすい。走行約3時間半。
 かなりの長時間ドライブとなるが、上記メーター渓谷&バーン・オームルアイのコースを組み合わせることも可能。

国道1317号線最奥部の様子 チェンマイ市内中心部からナワラット橋を渡り、チャルンムアン通りを東に進む。チェンマイ駅、スーパーハイウェイを通り越し、みやげ物店がズラリと並ぶボーサーン、タクシン前首相の出身地であるサンカムペーンの街(コンビニなどもあるので、飲み水などはここで手に入れておくとよい)を過ぎると、道は←1006、→1147と書かれた標識があるY字路に行き着くので左に進む。道はここからは細くなり、少し行くと国道1317号線とのT字路にぶつかるのでそのまままっすぐ進んでいく。しばらくは両側に民家が続いているが、それも徐々に少なくなり田んぼや畑が広がるようになってきて、じきに左手には小高い山が迫ってきて、風景はグッと田舎になる。このあたりまで来ると車の量も少なくなる。しばらくすると再び国道1317号線との大きな交差点(十字路)にぶつかるので左折して1317号線へと入る(標識には←HOT SPRINGと出ている)。ここまでで、チェンマイからおよそ30kmだ。
 1317号線はところどころにアップダウンのある広い道で、ちょっと北海道にも似た雰囲気だ。交通量は少ないが、時々やってくる自動車はかなりの猛スピードを出していることが多いので、気を抜かないで運転しよう。道はメーオン川が形成する谷の西端のやや高い位置に沿って走っており、右手眼下にはには渓谷の美しい風景(この谷の中を走るのが、上記メーター渓谷&バーン・オームルアイ)コースになる)が広がり目を奪われることだろう。この国道沿いには、ところどころにレストランや“Home Stay”という看板を出している家がある。ホームステイできる家の設備がどの程度で、宿泊した場合の食事がどうなっているのかやタイ語以外の言葉が通じるのかなど詳しいことはわからないが、おそらく市内のホテルに宿泊したのではできない経験ができることだけは間違いないと思われる。
 国道をずっと北上していくと、左手に岩がゴツゴツとしたほかの山とはちょっと違った景観の山が見えてくる。ここにメーオン洞窟があり、国道沿いに標識が出ている。標識に従って細い道を入って行き、岩山に入って少し急登すると、洞窟の入口(国道から約1km)がある。ここには駐車場のほかに食べ物などを売る露店が数軒出ているほか、洞窟内部の写真や簡単な案内などが出ている。実際の洞窟に行くにはここで入場料(10B)を支払ってさらに岩山を徒歩で登っていかなければならないようだが、自分はあまり興味がないので中には入らなかった。
 洞窟を通り過ぎると、すぐに今度はサンカムペーンの温泉リゾートへ続く道との分岐へと行き着く。この交差点にはガソリンスタンドもある。ここから先、国道118号線に出るまでには1ヶ所しかスタンドがないので、ガソリンの残りが少なければここで給油しておくといいだろう。温泉はここから3kmほど先だが、温泉に行くのが目的ならば往復このルートにはせず、片道はサンカムペーンの街からバーンマイ(上記メーター渓谷コースのバーンマイとは別の村)、メーポンなどの村を通過する田舎道を来るほうがおもしろいだろう。疲れていてもうチェンマイに帰りたいというのであれば、ここを左折して温泉を通過、サンカムペーン経由で戻ってもいいだろう。

 温泉との分岐を過ぎると、道はいきなり細くなり路面状態もあまりよくなくなる。と同時に山中へと入って行き、アップダウンの繰り返しとなる。このあたりはチェンマイからかなりの距離があるにもかかわらず現在リゾート開発が盛んで、チェンマイ・ハイランド・ゴルフ&リゾート、ラーンナー・プリンセス・リゾートなどが建設中のほか、先ほどと同様“Home Stay”という看板を出している民家が次から次へと現れる。大きな峠をひとつ越え、ガソリンスタンドを過ぎると道はさらに細くなり、完全な北タイの田舎道となる。道は小さな山の連なりの稜線の上を走っているのか、左右双方に谷が広がっている。さらに進んでいくと稜線を離れ大きく道は下って小さな村にたどり着く。ここからは道の両脇には田んぼが広がるのどかな田園風景へと変わる。道はより一層細くなり、何度も小さなアップダウンを繰り返すようになる。“この先あとどのくらい走ると118号線に行き着くのだろうか?”とちょっと不安になるころに、バーン(村)・ポーンディンに着く。サンカムペーンから先では最も大きな村で、食堂、雑貨店、洋服屋など商店がいくつもある。

 村を抜けるとすぐに国道118号線へぶつかる。ここを左折してドーイサケットの街までは約15km、チェンマイはさらにそこから20kmほどだ。このまままっすぐチェンマイへ戻ってもいいし、ドーイサケットのダムと寺院を見学して、さらにはドーイサケットから国道1014号線に入ればふたたびのどかな田園風景を走る田舎道がボーサーンまで続いているので、余裕があればそれ経由でチェンマイに戻ることも可能だ。
【2007年8月】

チェンマイでバイクを乗り回すのに最適なシューズ[PR]

区切り線

■サンサーイ&メーチョー

 チェンマイの東北部、チェンラーイに通じる国道118号線とファーン方面に向かう国道107号線にはさまれた地域にあるサンサーイとメーチョーの街を訪れる約2時間のドライブコース。どちらの街もチェンマイからそれほど離れていないため、道中のどかな北タイの田舎の風景を満喫……というのはむずかしいが、距離が短く道路も広くて走りやすいので、チェンマイが初めての旅行者にも安心だと思う。

サンサーイ&メーチョー チェンマイ市内中心部のピン川にかかるナワラット橋から、ケーオナワラット通りを北西に進む。中・長距離バスが発着するアーケード・バスターミナルを右手に見ながらスーパーハイウェイとの交差点を渡ると、道は片側4車線の広い幅を持つ国道118号線となり、交通量が非常に多くなる。すぐに、700年競技場とワット・プラタート・ドイカム近くとを結ぶバイパス道路との大きな交差点を過ぎ、さらに少し行くと「←サンサーイ」という大きな交通標識があり、左角にタラート(市場)のあるY字路に行き着くので、そこを左折。道は国道1001号線となり、両脇には最初は商店や住宅が続いている(バーン(村)・サンサーイムン)が、すぐにところどころに高級分譲住宅地のゲートがある以外は田畑が広がる、のどかな田舎の風景に変わっていく。国道107号線のチェンマイとメーリムのほぼ中間点と、チェンマイの南にあるサモーンへの山道が始まるバーン・ムアンクンとを結ぶバイパス道路との交差点を過ぎると、周囲は荒地が増えてくる。さらにしばらく進み、川にかかる小さな橋を渡ると道は狭くなり、左右にクネクネと曲がるようになる。バーン・サンサーイルアンを通り越しさらにいくつか小さな村を通り越すと、赤白に塗られた大きな鉄塔のあるパーラーンという村に行き着く(ここまで、国道118号線との分岐から約5km)。右手にタラート、そのほかの3方には商店が並ぶ小さな十字路にぶつかるが、そこを左折(←メーチョーの看板あり)すると、道はさらにのどかな田舎道となり交通量もグッと少なくなる。
 道は、それまでとは異なり多少の起伏があるようになるが、しばらく進むとメーチョー・ゴルフクラブへと続く道との交差点に行き着き、そこから先は道幅が広くなる。さらに少し行くと右手にはところどころに大きな建物があるメーチョー大学の広大な敷地が広がる。大学を過ぎると、すぐに道はチェンマイ−プラーウ道路との交差点にぶつかる。
 そこを左折すればそのままチェンマイに戻ることができる(約13km)が、道中はあまり楽しいとは言えない。余裕があるようであれば、信号を右折して3〜4km進んで国道1260号線へと左折し、ピン川にかかる橋まで行ったらそれを渡らずに側道を入って川にぶつかったら左折、そのまま川沿いの道を下ってチェンマイに戻るほうがずっと楽しいだろう。
【2005年7月】

雨の多い時期のタイを旅する時にぴったりのレインウエアが豊富
プラネット・グリーンeストア(ザ・ノース・フェイス)

区切り線

■ボーサーン&サンカムペーン〜バーンタワーイ

 市の東にあり、傘の街として有名なボーサーンと大型のみやげ物店が軒を連ねるサンカムペーン(実際にはサンカムペーンの街そのものにはみやげ物店はほとんどなく、そこに至る国道沿いに点在している)から市の南部に位置する木製品のファクトリーショップが集まった村のバーンタワーイを、チェンマイに戻ることなくいっぺんに訪れることのできる走行約3時間のコース。
 自動車がたくさん走る広い国道が全体の半分くらいあり、北タイのローカルな雰囲気はそれほど味わえないが、ショッピングエリアを効率的に回りたい、という旅行者にとっては都合のいいルートであろう。それぞれのショッピングスポットについては、こちらを参照のこと。

ボーサーン&サンカムペーン〜バーンタワーイ 市の中心あるターペー門から東に伸びる国道1006号線をまずは進む。チェンマイ駅を右手に見やりスーパーハイウェイを過ぎると、すぐに大型のみやげ物店が両脇に並んでいる。そのままさらにチェンマイの町を取り巻く環状線との大きな交差点を2つ越し、スーパーハイウェイから6kmほど進むと、左手に銀行が数件並んだ小さな街に行き着く。ここがボーサーンだ。交差点の付近と、交差点から北に伸びる国道1014号線に沿って小さなみやげ物店が軒を連ねているほか、交差点の北東角にはアンブレラ・メイキング・センターという大きな展示場(?)がある。
 そのまま国道1006号線を東にまっすぐ4km進むと、徐々に両脇に商店や学校、役所などが増えてきて、サンカムペーンの街に入っていく。町の中心部に並ぶ商店はみな共通の看板をつけて屋根などの外観も完全ではないがある程度統一されており、美しい。この先、外国人旅行者が気軽に利用できそうな食堂はバーンタワーイまで見あたらないので、食事をするならこの街で済ませるのがよい。コンビニも数軒あるので、飲物などの補充も必要に応じてすることができる。
 街を抜けると交通量はグッと少なくなり、しばらく進むと道はふたまたに分かれている。英語の表示のついた大きな看板が立っており、左に行くとサンカムペーンの温泉との表示が出ているが、右に進む。すぐに国道1317号線の大きな交差点にぶつかるので右折。2線の広くて路面も整備されたこの国道をしばらく進むと、T路にぶつかる。右に行くとチェンマイ、左に行くとメーオーンという看板が出ているので左に進むと100mもしないうちに「サーラピー→」という看板が出ているので、右折。道は2あってどちらがサーラピーに向かうのかちょっとわかりにくいが、右手の今来た国道を戻るようなカンジで伸びている道に進路を取る。ここからは、道は細くて車やバイクもあまり通らないローカルな雰囲気に変わる。すぐに周囲には水田が広がり、時期によっては菅笠をかぶった農民たちが田んぼの中で農作業をしているのを見ることができるだろう。また、天気がよければ右手にはドーイステープの山並みを望むことができる。途中、ドーイサケットのダムから続くメークワン川にかかる橋を渡り、ところどころに小さな集落を見ながら約7km進むと比較的大きな村に入り、道はT路につきあたる。交差点の脇には村の中を案内した大きなタイ語の地図が出ていて“この先サーラピー”となっているいくつかの道が記載されているのだが、肝心の現在地が地図には記載されておらず、まったく役に立たない。自分はたまたまそこにいた村人(?)に道を教えてもらい、このT路を右に折れて進んで行った。そのまま道なりにしばらく進むと、大きな国道にぶつかる。チェンマイからクルンテープ(バンコク)まで続いている国道11号線だ。交通量が多くて怖いが、注意しながら右折しチェンマイ方面に向かうと、100mもしないうちに「←サーラピー」という標識のある信号のついた交差点に行きあたるので、そこを左折する。ちなみに右に曲がると国道1014号線なり、ボーサーンの交差点まで道は続いている。
 左折するとすぐに、チェンマイとラムプーンを結ぶチークの並木が美しい旧道の国道106号線との交差点にぶつかる。ここが、両市のほぼ中間点に位置するサーラピーの街の中心部だ。ここまでのドライブでくたびれてしまっていれば、ここを右折してチェンマイに戻ることもできる。10km足らずの道のりだ。
 そのまま交差点をまっすぐ進み、鉄道の踏切を越えると、再び道は交通量の少ないローカルな雰囲気となる。両脇にはやはり水田や畑が多くノンビリしたカンジだ。6〜7km進むとトーンケーオという比較的大きな村に行き着き、ピン川にかかる橋が見えてくる。橋を渡ると左手に小さなタラートがある四つ角になっているが、そのまままっすぐ進んでいく。さらにまっすぐ5kmほど進むと「バーンタワーイ・OTOP(ONE TAMBON ONE PRODUCTの略。日本の事例を参考に導入した、タイの一村一品運動のこと)」と書かれた大きな看板が見えてくる。そのすぐ先に「←バーンタワーイ」という英語つきの看板が見えてくるので左折すると、200mほど進んだ先からみやげ物店のアーケードが始まるが、中心地はそのアーケードの終わり近くにある十字路を右に曲がった先だ。
 チェンマイに戻るには、先ほどの道に再び戻り(上述の十字路を右に曲がってそのまままっすぐ進むと行き着く)西に進む。この道路沿いにも最近次々と大型の店やパッキング、カーゴの会社ができているが、そのまま3kmほど進むと、国道108号線との信号のついた交差点にぶつかるので、右に曲がる。片側2車線の、車がものすごいスピードでバンバン走っているこの国道をそのまま12kmほど進むと、左手に空港の滑走路、右手にロータススーパーマーケットが見えてくれば、もうチェンマイの市内は目と鼻の先である。
【2005年7月】

チェンマイを旅するのに役立つ地図の購入はこちらで![PR]

区切り線

■国道121号線〜メーカーン渓谷

 チェンマイ市内西部を流れる灌漑用の運河に沿って南下し、サンパトーンという街の西部にあるメーカーン川の渓谷を1周するドライブコース。渓谷の中にこれといった見どころはなく、ここを訪れる外国人旅行者はおそらく皆無といってもいいのだろう、“こんなところに外国人が何しに来たんだ?”というカンジの途中で出会う人々の視線が結構痛いが、道中はチェンマイ盆地を囲む山系ののどかな風景が続いており、上に紹介しているメーター渓谷ルートよりもアップダウンが少なく、ノンビリとドライブするにはなかなかよいコースだと思う。なお、走るすべての道は舗装されているものの、渓谷の中の一部はガタガタであまり状態はよくない。所要約3時間半。

メーカーン渓谷の絶景 チェンマイ市内とワット・プラタート・ドーイステープを結ぶフワイケーオ通りと運河との交差点(南西角にはチェンマイ・プーカム・ホテルがある)から、運河に沿って国道121号線を南下していく。走り始めは交通量も多いが、ステープ通りとの交差点(トンパヨム(ステープ)市場がある)を過ぎたあたりから、徐々に車は少なくなっていく。このあたりは道幅も広くて走りやすい。進むにしたがって、右手にはドーイステープの山並が徐々に間近に迫ってくる。市内から見るのとは角度が違うので、ドーイステープの寺院も“こういうロケーションに建っているんだ”と、目には新鮮に映ることだろう。
 スーパーハイウェイの外側を走る、700年競技場とを結ぶ外周道路(バイパス)との交差点を越し(左手にタラートあり)、高級分譲住宅地を左右に見ながらさらに進んでいく。右手にセーンカムテラスレストランがあるチェンマイ随一の超高級住宅地バーン・ナイファーンのエントランスゲートを過ぎると、右手の小高い丘の上にある寺院、ワット・プラタート・ドーイカムと2006年にオープンしたチェンマイ・ナイトサファリへ通じる道の入口がある。寺院はここから約2kmほどなので、興味があれば足を伸ばしてもいいだろう。さらに4kmほど進むと、サムーンの街に向かう国道1269号線との大きな交差点に行き着く。ここから先、道はグッと狭くなり、路面の状態もところどころ悪くなるのでスピードは控え目にするほうがいいだろう。また運河もそれまでのコンクリートで固められた人工的なものから水の流れる底部以外は土の上に草が生える、より自然に近いものになる。さらに道は緩やかなカーブを繰り返しながら続き、ところどころに相変わらず高級住宅地はあるものの人家の数は少なくなり、ラムヤイ畑やうっそうとした雑木林が多くなってくる。前記交差点からおよそ6kmほど進むとオプカン国立公園への道との分岐があり、さらに5kmほど進むと、左手に警察のあるファーハームの村にたどり着く。道はここで大きく左にカーブし、そのまま進むとサンパトーンの街へ向かうが、カーブの少し手前で橋を渡り、斜め右に続く2車線の舗装路に入って行く。この分岐点には、タイ語でこれから向かう村の名前(バーンノーンフア、バーンタオなど)が書かれた標識が出ているが、それが読めない場合は少しわかりにくいかもしれない。川の対岸、大きく左にカーブする手前約20〜30m手前の川の対岸にある広い道(右側に商店が数軒ある)を探すようにするといいだろう。

 ここから先がメーカーン渓谷で、道は完全な田舎道となり、たまに村人が乗ったバイクとすれ違う程度の交通量になる。はじめのうちは民家もあるが徐々にそれも少なくなり、前方にはうっそうとした木々に囲まれた山が見えてくる。2kmほど進んだところにあるチョムチェーンという村を過ぎたあたりから道の起伏が徐々に激しくなり、4kmほどのところにあるノーンフア村を過ぎると路面の状態があまりよくない完全な山道となる。ところどころ遠くの山々がはっきりと見渡せる景色のよいビューポイントがあるので、一休みしてゆっくりと景色を眺めるのもいいだろう。大きな峠をひとつ越えると、寺院のある比較的大きな村、バーンタオにたどり着く。
 道はT字路となっており、右に行くとさらに奥の村にも入っていけるようであるが、左に曲がってサンパトーンへと戻ることにしよう。ここから先は、今来た道よりもさらに路面の状態はよくない。村を出るとすぐにメーカーン川を渡り、道は再び起伏が激しくなる。途中、眼下に川が流れ、その川が作る渓谷をずっと先まで見渡せるとても景色のよいところがある。しばらく進むと道は下る一方となり、フワイケーオ、ラオパファーンといった村を通り過ぎ(それぞれの村にクエティオ屋が1〜2軒あるが、どこも7Bと非常に安い)、さらにしばらく行くといきなり平野に出る。道路の周囲にはのどかな田園風景が広がっている。平野に出てからは人家がどんどん多くなり、道も直線的になる。徐々に行きかうバイクも多くなってくると道はいきなりサンパトーンとメーワーンを結ぶ国道1013号線に突きあたる。この突きあたったところはガーット・ヌアという街で、銀行や大きなタラート、食堂などがある。
 国道を左折するとサンパトーンまでは約8kmで、チェンマイまではサンパトーンから国道108号線を進み、約30kmほどの行程だ。自分の使っている地図には、ガーット・ヌアとサンパトーンとの中間あたりに、行きに通ったファーハームの村に抜ける道が載っていたのだが、どこにあるのかまったく気づかなかった。
【2006年3月】

このカードをホテルなどで出すと、明らかに対応が違ってくることがあります
アメリカン・エキスプレス

区切り線

■サンカムペーン〜バーンティ〜ラムプーン

 チェンマイから東に向かい、サンカムペーンの街を越えたら、チェンマイ盆地の東端を形成する山脈に沿って南東に向かい、バーンティという小さな街を通過してラムプーン北部にある日本企業がたくさん入っている工業団地の前を通過してチェンマイに戻ってくるコース。ドライブするだけならおよそ3時間半ほどだが、途中にはダムや山の上にある寺院(複数)など立ち寄ることのできるスポットも多いので、実際に行くとなるともう少し時間はかかるだろう。


チェンマイ盆地東端を走る国道1147号線の風景

 チェンマイ市内から国道1006号線を東に向かいサンカムペーンの街を抜け、少し行ったところにあるY字路を右折し、国道1147号線へと進んで行く。すぐに「↑バーンティ」と書かれた標識が目に入るだろう。少し進んで国道1317号線との交差点を過ぎると、交通量はグッと少なくなり、道も狭くなる。小さな橋を渡り左右にカーブを繰り返しながらしばらく進んでいく。周囲は徐々に田んぼや荒地が多くなり、すっかりチェンマイ盆地郊外の典型的な風景へと変わっている。正面にはメーター川が形成する渓谷とチェンマイ盆地とを隔てる分水嶺の山並みが近づいてくる。少し進んで、再び国道1317号線(この番号はどうも複数の道に使われているようで、ちょっと混乱する)の広い道との交差点にぶつかるので、それを直進すると「バーンティ12km、ラムプーン36km」という看板がある。交差点から1kmちょっと進むと「↑ワット・パートゥン、→ラムプーン」と書かれた標識が出ているT字路に行き着くので看板にしたがって右折する。なお、直進したところにあるワット・パートゥンという寺院は交差点から約2kmほどのところにあり、行ってみたことがあるが、特別見るべきものがあるわけではなさそうなので、わざわざ寄り道するほどの価値はないと思う。
 さて、T字路を右折して進むと、分水嶺の山すそを走るカンジになり、小さなアップダウンがある道に変わる。すぐに、チェンマイ−ラムプーンゴルフクラブ&ヘリテッジスパ&リゾートの立派な入口が見えてきて、さらにしばらく進むとバーン・フワイサイという小さな村を過ぎる。さらに進んでいくと、左手の小高い山の上に寺院が見えてくる。この寺院は「ワット・プラタート・ドーイ・ハーンバート」で略して「ワット・ドーイ・ハーン」とも呼ばれているようだ。山の上まではメチャメチャ急勾配の舗装された道が続いており、バイクでも上がっていくことができるので、興味があれば寄り道してみるといいだろう。
 寺院入口に掲げられた解説によれば、寺院の建立については何もわかっていないが、神話では仏陀がここを訪れ山の上に滞在し、喜捨を集めに行くための準備をしたとされているらしい。喜捨を集めるための鉢のことを“ハーン・バート”と北タイの方言で呼ぶとのことで、山の頂上にある岩に空いている穴(確認したがどこだかはわからなかった)が、まさにその準備をした場所だと信じられているという。山の上の寺院が作られている場所は平らな部分がほとんどなく、歩くスペースにはレンガが敷き詰められているものの、でこぼこが多くて歩きにくい。また、周囲は背の高い木に囲まれているため残念ながら眺望はあまり開けないが、チラッと見える下界の風景はなかなか美しく気分がよくなることだろう。

 ワット・ドーイ・ハーンからさらに南に進み小さな村を過ぎると、左手に迫っていた山並みは徐々に遠ざかり、道の両側にはのどかな田園風景が広がる。小さな村をさらに2-3やり過ごすと、バーンティの病院に行き着く。ここがこの街の入口と考えていいだろう。バーンティの街の中心部には役所、銀行、市場や食堂などが一通り揃っているものの本当にこじんまりとしており、それらが固まっている3叉路を中心にした100〜200mほどの長さしかない。ここからラムプーンまではあと25kmほどあるので、くたびれていればゆっくり休憩を取るのにはいい街だろう(というか、この先道中“街”と呼べるのはここくらいしかない)し、もうチェンマイに帰りたい、と思うなら、街の中心部を少し行ったところから右(西)に伸びる国道1189号線を使えば、サーラピー経由でチェンマイまで30kmほどで行き着くこともできる。

 国道1147号線を引き続き、ラムプーンに向かって進む。バーンティの街に近いうちは道の両側に民家などが立ち並んでいるが、すぐにまた田んぼや荒地が広がる田舎道となる。村をひとつ過ぎ(この村からもチェンマイに戻ることができる。タイ語の道路標識あり)、再び山が左手に迫ってくると同時に道は広くなり、交通量も徐々に多くなってくる。
ドーイカモの入口にある仏像群 しばらくすると、バーンチェーという村に入り、道は直角に右に曲がる。ここを曲がらずにまっすぐ伸びている狭い道に入り、約6kmほど行ったところには「ドーイカモ」という小さな山があり、頂上には「ドーイカモ・ボー・ナームティップ」という甘露(ナームティップ。飲めば不老不死、死人に注げば生き返るという<注>)の湧く井戸(ボー)があるとのことだ。山のふもとに着くと、そこには雑木林の中にいくつもの仏像が置かれており、山の上へと続く長い石段が伸びているが人気がまったくなく、一人きりで行くと少々不安になってくるくらいだ。自動車やバイクで行ける道が見つからなかったので自分は石段を途中までしか登らなかったのだが、上には何があるのか、一度行ってみたいものだと思う。西側には山がないので、木がジャマしなければおそらくラムプーン方面が一望できて景色もよいのではないだろうか。

 バーンチェーの村を越えると道幅が一気に広くなり、両脇には商店が多くなってきて、右手に我々には見慣れたロゴを掲げた日系企業の大きな建物が目に入ってくる。現地の人たちが「ニコム」と呼んでいるラムプーンの工業団地だ。道路沿いには団地で働く人々相手の店がずら〜っと立ち並び(日本料理店もある)、さながらひとつの街を形成している。それまでの田舎の風景が一変したことに驚きながらバイクを走らせていると、すぐに国道11号線(スーパーハイウェイ)との交差点(サンパーファーイ)にぶつかる。これを右折してチェンマイに戻ってもよいが、自動車がものすごい速度でバンバン走っているスーパーハイウェイをバイクで走るのはあまりにも味気ないので、信号をそのまま直進しよう。すぐ左手には別の工業団地の入口があり、やはり商店が立ち並んでいる。さらに少し進むとメークワン川にかかる大きな橋にぶつかるので渡ったらすぐに右折、100mほど行ったら今度は左折する(多くの車がそのように進むので迷う心配はない)。そこからは直進して鉄道の踏切を渡り数100m行くと、チェンマイとラムプーンを結ぶ旧道の国道106号線につきあたる。ここは、ラムプーンの街からは3〜4km北の地点だ。右折して、国道沿いに並ぶチークの大木を眺めながら、ノンビリとバイクを走らせて帰ろう。チェンマイまではおよそ20kmほどだ。

≪注≫養徳社「タイ日辞典」1巻P919
【2007年4月】





HOMEへレポートを書くTOPへ